前歯の差し歯が動いているあなたへ
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こんにちは
仙台市若林区堀歯科医院の堀克昌です。
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入院して痴呆症になる人には、歯科的に診て、ある共通点が存在します。
今日のコラムではその共通点についてお話したいと思います。
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入れ歯を使用されている方が病院に入院した際に私が懸念していることがあります。
入れ歯を使用されている方が入院する時点で、ある程度の年齢に達していることが多いので、入院者の誤嚥性肺炎を防止することを目的に、病院の医療従事者はほぼ確実に入院者の入れ歯を外させることです。
しかしながら、入れ歯を外されてしまうと、摂食機能がなくなりますから、流動食や点滴による栄養補給になって、どんどん、どんどん咬むことがなくなっていくのです。
しっかりと咬めることが、人間の脳血流量に関与しているので、咬めないことにより、脳血流量が減少し、認知症になるリスクが高まってしまいます。
こうして考えると、認知症予防という意味でも、将来的に病院に入院することになる前に、入れ歯を卒業しておくことは賢明であると言えます。
一方、インプラント治療は、咬めなかったところが、咬めるようになり、さらに入れ歯のような取り外し式ではなく、固定性の治療方法ですので、インプラント治療自体が認知症予防になるということは言うまでもありません。
失われた健康を取り戻すためにも、そして現時点よりもさらに健康を失わないようにするためにも、単に咬める咬めないという次元を超えて、インプラント治療に期待される効果は絶大であるということになるのです。
というわけで、入院して痴呆症になる人には、入院時にすでに入れ歯を使用されている方が多いというお話でした。
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