ジャンク販売所の売上を楽器の寄付活動に
昨日の夕方のニュースで、大手のリサイクル・リユースショップさんが特集されていました。
内容は非常に興味深く、面白かったです。
テレビで紹介されていたのは、苦い思い出のある品物や、コロナ禍でリモートワークのために購入したモニター、成長して着られなくなった子供の服など、さまざまなアイテムでした。
特に、子供の服を多数売却したお母様は、金額的には少し低かったようで、昔の写真を見返しながら、「残しておけばよかったかな」とのコメントもありました。
しかし売却したお金で後日子供たちに好きな物を食べる様子が映し出され、家族が楽しそうに食事をしている姿がとても印象的でした。
多くの人が、品物を売ることをためらうかもしれません。
それは、物の価値が下がることが残念だからではなく、大切な思い出が失われるのではないかという感情から来るのではないでしょうか。
しかし、昨日の放送では、思い出の品を売ることで新しい思い出が生まれる喜びや楽しさがあるというポジティブな内容でした。
リユースやお買取は、思い出を失うものではありません。
新しい思い出を作るための手段として利用するという新しい価値観があるのではないでしょうか。
私は楽器専門店です。
お客様からお売りいただいた楽器が新しいオーナー様に販売され、新しい思い出が。
そして、楽器を売ってくださったお客様にも新しい思い出が。
それが、もしかすると私の仕事の中での最大の喜びなのではないかと思いました。
以上