美肌のプロがお伝えする「エステの本当の効果とは」
皆さま、ごきげんいかがですか？
肌再生・生涯健康術のプロの阿部景衣子です。
またもや大手の有名脱毛サロンが破産したとのニュースがありました。
これは大手の会社だから情報が入ってきますが、美容業界では店舗が
開店しては潰れる事は日常茶飯事なお話です。
この背景には、エステティシャンやセラピストは憧れの対象になりやすい職業で
かつ、難易度の高い医師の資格など必要ではなく比較的安易に就きやすいこと、
美容のことは詳しく無く利益に比重を置き過ぎた経営等、多方面で原因が考えられます。
もちろん質の良い息の長い店を経営をされている同業者もたくさんおります。
そのためにこういった、エステ産業の信頼を失うようなケースは
とても残念で悲しいことです。
脱毛は海外では医療行為の分類に入りますが、日本ではグレーゾーンな状態です。
火傷だったり、何回通っても毛が抜けないとか、
入り口はとても安価でも通い始めるとだんだんと高額なものが売りつけられる。
など、お若い女性達を初めとして、そういった声がとても増えております。
当店では脱毛のメニューはありませんが、お客様から時折、脱毛についての
ご相談をいただくことがあります。
脱毛希望者は年々と低年齢化している傾向を感じております。
小学校の高学年くらいから、口の周りや脇の毛が気になる方もいらっしゃいます。
お子さんの意志ではなく、早いうちから毛を無くしておいたほうが
お得だからと早めに処理を希望される親御さんもいらっしゃいます。
しかし、私が感じるのは人間の備わっているもので不必要なものは無い。
ということです。
体毛は外部の刺激から守る毛皮の代わりを担っています。
毛は汗が出てくる「汗腺」から生えてきます。
汗腺から出てくるサラサラとした汗は天然のクリームで
どんな化粧品でも勝てないほどに、その方オリジナルの上質なクリームなります。
その汗腺をレーザーで傷つけてしまうのは、とてももったいない事です。
また、何度もお話しているように
「皮膚は第二の脳」です。
皮膚には細かい神経が張り巡らされており、
キャッチした情報を脳に伝えます。
私たちの祖先が衣服を纏っていなかった時代、
天敵や暑さ寒さ、その日の天気の状況、暗闇、食べ物を求め知らない土地へ行ったり
未知なものから身を守る為に五感をフル回転し、
大事な組織を守り、外部からの情報を脳に送る役割を担う肌を
守っている毛は重要な役割をしていました。
毛根の機能と毛の役割は皮膚と同等とも考えられるのかもしれません。
その為に、毛根組織を破壊させて毛を生えさせないという行為自体、
自律神経の被害などがでてくるのではないかと心配しています。
それゆえに、若い時から毛を無くしたらお得で便利という
親御さんの考え方は大きな不安を残します。
今や、男女関係なく脱毛するのが当たり前となっています。
だからこそ、幼少期を初めてとして成長期の若い肌に脱毛行為をすることは
どんなデメリットがあるのか、親御さんも学ぶ必要があるかと思います。
脱毛はそもそも医療行為です。
何かあればすぐに対応できるお医者さんがいる所へ行くことをお勧めします。
ヨーロッパ諸国では美容は医療と密接にあり、医療ではまかないきれない部分を補う
役割をしています。
日本でも、1日も早くそうなることを願うと共に、
需要に関わる方達の為にも法整備が整う事を期待しております。
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