美肌のプロが解説！乾燥を防ぐ効果的な保湿ケアについて
皆さま、ごきげんいかがですか？
肌再生・生涯健康術のプロの阿部景衣子です
今回は、私がもともと美容の世界に入った理由でもあり、
世界初と言われている「還元法の化粧品」の開発までに至った
お話をしたいと思います。
美容や健康に興味がある方はもちろん、お子さんやご高齢の方で
お肌にお悩みを持つ方にも何かお役に立てたら嬉しいと思っています。
私が、美容の世界に入った理由は、私の持って生まれた肌が
「特殊」だったということがありました。
子供のつるつる、ピカピカのお肌とは正反対で
ひりひりして、トマトのように真っ赤。
いつも肌が剥けている状態でした。
今となっては、なぜこうなってしまったのか理解できますが、
子供の時は言葉に表現できなく、ただ他の子と比べると
なぜ、私の肌はいつも赤くて痛みがあるのだろうと
訳がわからないけれど、とにかくトラブル肌と一緒に生活を送っていた幼少期でした。
持って生まれた肌質というのは、親からの遺伝だったり
おじいちゃん、おばあちゃんからの覚醒遺伝の影響が大きいです。
私は、不幸なことに父の持っていた肌質と、母の持っていた肌質の
マイナス点が合わさった性質が自分に受け継がれたのでした。
私の母は、美容部員でした。
おしゃれで美容の知識もあった母は、わたしの肌を苦にして
かさかさした肌を治すために、保湿クリームをべっとりと塗って
保湿を心がけ、少しでも肌をきれいに見せるために、
うぶ毛を定期的に剃っていました。
保湿はとても大事なケアですが、油分がたくさん入っています。
油というのは、どんな性質のものでも酸化してしまうので
活性酸素を生む原因になります。
また、母はツルツル感や光沢のある肌に見せたいという気持ちで
剃毛にも労力を注いでくれていましたが、剃毛というのは
目に見えない肌のバリア機能を剥がしまいます。
「NMF」という肌の天然保湿因子、肌のうるおいにとって
とても大切な役割を担う成分を剃毛する事で、肌を壊してしまっていたのです。
これらの少しでもキレイなお肌でいさせたいという親心で
行っていてくれていた事が、結果、悪循環となって
私の肌に常にダメージを与えていたのだと、今となって推測されます。
角質層については、これまでのコラムでも何回かお話をしておりますが
角質層がダメージを受ける美容方法は百害あって一利なし…
なのです。
今でも美容法として勧められているピーリングですが
これは、どれだけ肌の老化に加担しているかは医学会でも証明されおります。
以前にもお伝えしておりますが、過剰なピーリング、強いハンドマッサージ
化粧品の添加物が肌を傷めてしまう原因になってしまうのです。
詳しくは過去のコラムをご参照くださいね。
社会に出てからは、私はお給料で基礎化粧品やメイク用品を変えるようになりました。
しかし、どんなものを使ってもガサガサして、まだ若いはずなのにシワが多くあり
トラブル肌は成長しても変わる事はありませんでした。
化粧品をつけ試しては、きれいになりたいの一心で
かなりの化粧品店を回りたくさんの化粧品を試しました。
プチプラのお安いものから、デパートにある高級なものまで
自分の肌を改善するものは無いか使ってみましたが
どれも効果は感じられませんでした。
次にエステサロンに行ってみることにしました。
高額なお店に行けるようなお給料ではなかったので
通いやすそうなお店に通ってみましたが…
エステに行った後、ヒリヒリしてやはり赤みが出てしまいました。
そこで次こそは！と、意を決し有名な高級店に行ってみましたが、
ここでもやはりヒリヒリと突っ張り感が出てしまいました。
値段やサービスに関係なく、どこのエステサロンに行っても改善されず
また、当時のエステサロンは強引な勧誘もするお店が多くありましたし
まだ20代前半の私はエステサロンに通うのが怖くなってしまいました。
これも今になってわかりましたが
いつまでも、何をしても赤くひりついてしまっている私の肌。
これは角質層が薄くなっている状態です。
本来、正常なお肌というのは細胞と細胞がアメーバのように引っ張りあって
五角形のような形で、レゴみたいにきれいに並び外からの刺激をバリアのように守りながら
内側の水分をバランスを保っています。
しかし、角質層が何かの原因で痛められ成長しないと、いびつな形をしながら引っ張り合いったり
角質層の下にある、未熟で不完全な細胞が晒されている状態になってしまっています。
その為、正常な働きができず保湿も維持されません。
このような状態が続き、何をしてもずっとトラブル続きだったのでしょう。
どの市販の化粧品も合わない、高級なエステも効果がない。
その後、私はどうしたかというと、自分で化粧品を作ってみることにしました。
東洋医学を勉強をし、直接研究者に会い、とにかく話を聞き訪ねました。
それをまとめて研究しながら自分に合う化粧品作りと
自分の肌での実験が始まりました。
昔の人の知恵というのは素晴らしく、
美容科学がなかった時代の最高の美容法です。
昔、舞妓さんたちが、お客様たちが飲み残したお酒を瓶に集め
その集めたお酒で洗顔をして肌を保っていた。とか
ウグイスのフンや米ぬかがお肌をツルツルにさせる、とか
クレオパトラや楊貴妃がパール、馬油、オリーブ油を
つけて美肌を保っていた等あらゆる文献を読み漁りました。
大昔から、いつの時代でも女性は美しさに貪欲で追求していたのだと
調べれば調べるほど心が踊りました。
さて、学びと実験の繰り返しで実際に効果を感じられたのは、
漢方で使われている陳皮、どくだみ、よもぎエキスなどでした。
これらのエキスを添加物の少ない化粧品にいれてみたり
様々な専門の先生方のアドバイスの元に作って試しました。
そして、その結果これまでにないくらい満足できる
お肌に再生することができました。
美肌作りは、嬉しい、楽しい！
メイクのノリがこんなにも良いのかと感激したことは今でも忘れられません。
この時、私の中に生まれたフレーズは
「肌が変われば人生も変わる」
肌で長年悩んでいた私の人生を変えた一瞬でした。
更に、「けいこちゃんの肌はどうしてそんなにきれいなの？」と
同僚に言われた言葉や、母や友達に手製の化粧品を作って差し上げる。
と言うのが私にとっての最大の喜びになりました。
これは、弊社のスタッフもほぼ誰も知らない、恥ずかし過ぎて
あまり話さないお話をこちらのコラムでお話してしまうのですが、
自分の化粧品を作り周囲の方々にプレゼントしていた頃
私は大きなミュージカル劇団に所属していました。
劇団に所属するためにオーディションを受け、
運良く6000人から約60名のうちの一人に選別されましたが、
もちろん全く芸能の才能はなく、いつも脇役だったり小道具大道具照明などの仕事をしていました。
その時、主役級に活躍されていた女優さんから「あなたの肌はどうしてきれいなの？」
と急に声をかけられました。
そこで私の手作り化粧品をお渡ししたのをきっかけに、
私はその方のスキンケア化粧品担当になりました。
それから、自分の作った化粧品が芸能人の方や政界の方々など著名な方々への道が繋がる
きっかけとなりました。
それから20代後半で正式に会社を立ち上げ、化粧品開発と流通の会社を設立しました。
そこからご縁があり、たまたまオーストラリアにあるゴルフ場の手伝いをしてくれと頼まれて
一念発起、日本の会社をたたんでオーストラリアに行きましたが…
なんと、そのゴルフ場の会社が急に倒産してしまったのです。
日本の会社をたたみ、仕事関係から知人からたくさんの方に盛大に送別会までしてもらい
涙のお別れまでしたというのに、このまま簡単には帰れません！（笑）
なんとかオーストラリアの地で頑張るしかないと、エステサロンを
オープンしたのが今現在の「ココロとカラダのかかりつけエステ・銀花」の
始まりとなります。
美肌が作りにくい環境のオーストラリアの地では、当時、エステサロンというのが
あまり受け入れられなく、日本の大手のエステサロンも3年を持たずに閉店していました。
当時、所持金30万しか持っていなかった私がスペースが空いているなら・・・と
居抜きをさせていただいたのが、オーストラリアでの1号店。
英語も話せない私でしたが、とにかく日々、必死でした。
セクシャル店かと勘違いしてやってくる方々への退治にも必死でした（笑）
頑張れたのは若さと簡単には日本へ戻れないという意地もあったかと思いますが、
それよりも、美肌をなかなか得られない現地の方へ、
どうにか私の化粧品の良さを伝えて、私自身が美肌を手に入れられたように
現地の方にもキレイになっていただきたい！という思いがあったからです。
その結果、多くの方に
「Wow, wonderful！」
「Unbelievable！」
というお声をいただく度に、私の進んだ道はまちがっていなかったと確信しました。
初めにお肌は遺伝的なものが多く影響し、
私は、父と母の不幸にもマイナス部分をもらったとお話しましたが、
それを学んで肥やしにし、仕事にできているのですから
「ピンチはチャンスとはこのことだな」と感じております。
ここから、私は更にオーストラリアで次のステップへと進みます。
それはまた次回に・・・
ここまでお読みいただきありがとうございました！
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