一番考えているのは子ども本人です
保育園の園長先生のお話、今日は「医療との連携」でした
園に通う子が、少々乱暴できになっていたそうです。
おかあさんやおばあちゃんにお話を伺うと、家庭でも少し乱暴になってきたとのこと。
そこで、園長先生は、小児科に掛かるよう勧められました。
おかあさんは、お子さんを病院に連れて行き、薬を処方、だんだん乱暴さがなくなっていきました。
そして薬に頼らなくなり、乱暴さがなくなりました。
園長先生は、「病院に行ってはどうでしょう?」と言えたことが、この子を救いました。
おかあさんは園長先生に「病院に」と言われたときは、「え?」と思ったことでしょう。
自分の子が病気だとは思いたくないのは当たり前のことです。
おかあさんは、園長先生の話通り、病院へ行きました。
園と病院は連携して、この子を見守りました。
そして、この子の症状が改善したのです。
園だけで、家庭だけでは解決しませんでした。また、園と家庭が連携しても恐らく治らなかったでしょう。
子育てはひとりでするものではありません。まず、身近な人に相談しましょう。
いろいろな専門家の見方が入って、良い方向に向かって行きます。
もし、園長先生のお話を軽んじていたら、この子はどうなっていたでしょう。
もちろん、園長先生の園は、相談しやすい雰囲気があったからこそですが、困ったら頼っていいのです。
「子育てはみんなでするもの。ひとりでするものではありません」
園やフリースクールは、保護者に情報提供を上手に行わなければならないことは言うまでもありません。
また、他の機関から尋ねられれば、プライバシーに配慮しつつ、できうるだけの情報を伝えることで解決が早まります。