学力の差とは?~成績優秀な人はどうして優秀なのか(言語運用能力の面から)~
まず、最初に頭にすっと浮かんで出てくるのが「理想の大学」。
自分にとっても、保護者にとっても、申し分のないまさに理想の大学。こんな大学に行けたらいいなあ、という大学です。
人によって様々ですが、東京大学であったり、京都大学であったり、慶應大学であったり、同志社大学であったり、近畿大学であったり・・・
そして、手もとにある模試の成績表を見て、A~C判定なら、そのまま理想の大学目指して頑張ればよろしい。
でも、D判定、E判定だとどうするか。
受験生、保護者の反応は、大きく2つに分かれます。
①判定悪いし、「ああ、ムリだな、ムリムリムリ・・・」となる。
ひどい場合には、保護者が「あんたの頭じゃムリやわ、そんな賢い大学!やめとき~」
親が自分の子の可能性を真っ向から全否定してどうするのでしょうか?
②判定悪いけど、「なんとか努力して合格したい、なんとかなりませんか?」となる。
もちろん、努力のしかた次第では、E判定でも合格できる!!
①の場合-
私「じゃあ、どこの大学を目指しましょうか?」
保護者「やっぱり国公立大学がいいですよね~」「(我が子に)どこがいいの?言ってごらん」
子「わからん…」
保護者「わからないって、どういうこと?どこの大学に行きたいの?」
子「…」
子どもさんにしたら、先ほど、自分のあこがれの大学を口にしたのですが、言った途端に親にムリムリムリと全否定され、相手にされなかったのですから、どこがいい?と聞かれても「わからん」としか言いようがありません。
上の例のように全否定することはなくても、「ぷっ」と吹き出して小馬鹿にしたり、「あんたレベルわかってんの!」などと詰問したりしてしまう保護者の方がいます。
これでは、いつまでたっても志望大学は決まらないどころか、受験生もやる気をなくしてしまって、受験勉強を戦う前から半ば負けています。
では、どうすればいいのか?
もちろん、②を選択するべきです。
現時点でD判定だろうが、E判定だろうが、偏差値が20足りなかろうが、頭にすっと浮かんだその大学こそが、理想の大学であり、あなたの志望大学です!
成績に関係なく、堂々と「行きたい」と意思表示すべきです。
そして、保護者の方も「よし、じゃあ、一緒に頑張ろう!出来る限りのサポートをするわ」と我が子に言ってあげてください。