大学入試センター試験についてくわしく知りたい! (4)2013年度センター試験平均点
今回は、センター試験で高得点をとるために必要な3項目のうちの2つめです。
② 定型化されたパターンの見極めとその確実な実行(塾で指導するレベル)
=何がどのように出るのかを知り、確実に解けるかどうか?
センター試験は、どんな問題がどのように出題されるのか?どんな出題傾向なのか?
まずは過去問をやってみましょう。自分でおおよその感じをつかむことが重要です。Z会出版の「センター試験過去問オール15」(定価1680円)がオススメです。3年分のセンター試験全科目が収録されていますので、科目ごとに過去問題集を買う手間が省けます。
過去問に取り組む際に、よく勘違いしている人がいて、出来た、出来なかったことばかりに気がいってしまい、点数を出しては、有頂天になったり、やけに落ち込んだりしています。出来る問題がなるべく多くて、点数も高い点の方がいいに決まっていますが、目的を見失わないようにしましょう。
過去問を解く目的は、「どんな問題がどのように出題されるのか?どんな出題傾向なのか?」を、自分なりに知るためです。
過去問を多く解いていると、センター試験の問題には、定型化されたパターンが多く存在することに気がつくでしょう。このときはこのように考えて解く、こういう問題はこの公式を適用する、この分野はこれとこれが出てくる、・・・これらのパターンを、一つひとつ学習して、できるようにしていけばよいわけです。そして一度学んだ解法パターンが、自然と頭に浮かぶようになるまで、演習を行います。自分なりに、「これはこうだから、こうなるんだな、なるほど。」というように、根拠と理由を自分なりに理解してスムーズに考えられるようになるまで、じっくりと取り組みましょう。
単なる暗記やその場限りの知識は結局すぐに忘れてしまって役に立ちません。
次に、学んだ解法パターンの確実な実行です。確実な実行とは、ケアレスミスをせずに、あるいは途中であやふやになることなく、確実に自信を持って最後まで解ききることができる、という意味です。
問題演習を通じて、確実性を上げていくことはもちろんですが、解法パターンをどれだけしっかり理解しているかが、結局は確実な実行のキーとなります。
したがって、やまぎわ高校ゼミにおいては、解法パターンの理解と確実な実行を重点的に指導しています。