夢を忘れずに生きること!
成功する経営者は、なぜ朝の時間を大切にするのか?
〜忙しい社長ほど、自分のために考える時間をつくっている〜
「成功している経営者には、朝早く起きる人が多い」
そんな話を、一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。
実際、早朝から仕事を始めたり、運動や読書を習慣にしたりしている経営者の話を聞くことがあります。
では、朝早く起きれば経営がうまくいくのでしょうか。
もちろん、そんな単純な話ではないと思います。
夜の方が集中できる人もいますし、仕事や家庭の事情によって生活のリズムは異なります。十分な睡眠を削ってまで早起きすることが、良い結果につながるとは限りません。
ただ、コンサルティングの現場で経営者の方々と接する中で、私が大切だと感じていることがあります。
それは、成果を出している経営者は、自分の時間を主体的に使おうとしているということです。
朝の時間には、そのためのヒントがあるように思います。
1.経営者の一日は、他人の予定で埋まっていく
経営者の仕事には、終わりがありません。
社員からの相談、お客様への対応、取引先との打ち合わせ、資金繰り、採用、営業、トラブルへの対応。
気がつけば、朝から晩まで誰かのために動き続け、一日が終わっていることもあります。
私自身も、目の前の仕事に追われ、本当に考えるべきことを後回しにしてしまうことがあります。
しかし、経営者には、今日の仕事を進めるだけでなく、半年後、一年後、二年後の会社を考える役割があります。
売上をどう伸ばすのか。
どんなお客様に選ばれる会社を目指すのか。
社員が安心して働ける会社にするには、何が必要なのか。
こうした問いには、落ち着いて考える時間が必要です。
ところが、日中はどうしても緊急の仕事が優先されます。
そこで、朝の静かな時間を活用するという考え方が生まれます。
朝の価値は、早く起きること自体ではなく、誰にも邪魔されずに大切なことを考えられることにあるのだと思います。
2.忙しいことと、経営が前進していることは違う
一日中忙しく働いていると、充実感があります。
しかし、その忙しさが会社の未来につながっているかどうかは、別の問題です。
目の前の問題を解決することは大切です。
一方で、同じ問題が何度も起きているなら、その原因を考え、仕組みを変える必要があります。
例えば、売上が足りないから営業を頑張る。
それも必要ですが、そもそも誰に、どんな価値を、どのように届けるのかが曖昧なら、努力が成果につながりにくいこともあります。
社員が育たないから、社長が代わりに仕事をする。
それで今日の仕事は進んでも、社員が育つ仕組みは変わりません。
経営者に求められるのは、仕事をこなすことだけでなく、仕事がうまく進む仕組みをつくることです。
朝の30分を使って、「今日やること」だけでなく、「これから変えるべきこと」を考える。
その小さな積み重ねが、会社の未来を変えていくのではないでしょうか。
3.朝は、自分の心を見つめ直す時間にもなる
経営者は、毎日多くの判断をしています。
判断には、知識や経験だけでなく、そのときの心の状態も影響します。
焦っていると、目先の結果ばかりが気になります。
不安が強いと、必要以上に慎重になることもあります。
反対に、自信が強すぎると、周囲の意見が耳に入りにくくなることもあるでしょう。
だからこそ、時には自分の心を見つめ直す時間が必要だと感じています。
今、自分の心や行動に何が起きているのかを、気づきをもって見つめることです。
「私は今、何に焦っているのだろう」
「何を恐れているのだろう」
「本当に大切にしたいことは何だろう」
そんな問いを自分に向けるだけでも、物事の見え方が変わることがあります。
朝、少し静かな時間を持つ。
深呼吸をする。今日の予定を確認する。大切なことを書き出してみる。
それだけでも、自分の心を整えるきっかけになると思います。
4.成功している経営者に感じる、謙虚さと大胆さ
コンサルティングの現場で、事業を成長させている経営者の方々に接すると、学ばせていただくことがたくさんあります。
その中で印象に残るのが、謙虚でありながら、大胆に行動する姿勢です。
自分の考えが絶対に正しいとは思わず、人の意見に耳を傾ける。
しかし、決断すべきときには決断する。
そして、社員やお客様、取引先に対して愛をもって接する。
そうした姿勢を持つ経営者から、私自身も多くのことを学んでいます。
朝の時間は、そのような経営者としての在り方を見つめ直す機会にもなるのではないでしょうか。
今日、誰のために何をするのか。
何を決断し、何を任せるのか。
社員にどんな言葉をかけるのか。
経営の成果は、日々の判断と行動の積み重ねによって生まれます。
だからこそ、一日の始まりに自分の考えを整理することには意味があると思います。
5.まずは朝の15分から始めてみる
いきなり毎朝5時に起きる必要はありません。
まずは、十分な睡眠を確保したうえで、朝に15分だけ自分のための時間をつくってみる。
例えば、次のような使い方です。
最初の5分:心を整える
静かに座り、自分の心の状態を確かめる。
次の5分:会社の未来を考える
半年後、一年後、二年後の目標を思い出す。
最後の5分:今日の行動を決める
未来につながる大切な行動を、一つ決める。
大切なのは、たくさんのことをすることではありません。
自分にとって本当に重要なことを見失わないことです。
朝が難しければ、夜でも、昼休みでも構いません。
自分の生活に合った時間を見つけていただきたいと思います。
6.時間を変えることは、経営の習慣を変えること
会社の未来は、今日の延長線上にあります。
これまでと同じ時間の使い方、同じ判断、同じ行動を繰り返していれば、経営の結果も大きくは変わらないかもしれません。
だからこそ、経営者自身の習慣を少し変えてみる。
一日15分でも、30分でも、会社の未来を考える時間を持つ。
その時間が、経営戦略を見直すきっかけになり、社員への接し方を変えるきっかけになり、新しい挑戦につながることもあります。
早起きすることが成功の条件なのではありません。
自分の時間を大切にし、未来につながる行動を積み重ねることが大切なのだと思います。
コンサルティングの現場で、謙虚でありながら大胆に行動し、愛をもって人と接する経営者の方々から、これからも学び続けたいと思っています。
そして、共に成長するパートナーとして、一緒に考え、一緒に行動し、一緒に成長していきたいと思います。
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