犯罪被害者と民事賠償
調べものをしている時に、判例や裁判例がどう言っているか調査することがある。
訴訟でも、当該訴訟で主張を補強できる裁判例を整理することがある。
その時に注意しないといけないことは、以下のとおりである。
1、調べものをするときに、書籍で該当箇所の論点を調べることもあるが、書籍で引用されている判例や裁判例は、判例検索で原典にあたる。
原典にあたってみると、書籍で引用されている裁判例の中身が引用されている趣旨とは異なっていたりすることがある。
書籍を信用しすぎてはいけない。
2、とりあえず当たりをつけるために、ネットで検索をして、ネットの記事から裁判例を拾ってくることがあるが、これも原典にあたる必要がある。
時には引用して説明している法律事務所の記事の裁判例が高裁で覆されていることもあるので、判例検索で審級も調べるべきである(これは、1でも同じことがいえる)。
3、判例検索をするときに、色々と条件を変えて調べるべきである。
キーワードを少し変えると、いい判決が見つかる時もある。
4、当該論点については、できるだけ多くの判例・判決例を集める。
以前書いたと思うが、裁判所は一つだけ裁判例を出しても見向きもしてくれない可能性が高い。
判例は別であるが、時々判例は変更されることがあるので、昔の判例は最近の最高裁で覆されていないかも調べないといけない。
昔は判例検索ソフトなどなかったので、当該条文の裁判例を加除式の本で一つ一つ見ていったものである。
そして、違う裁判例などを見つけてしまい、別の事件の調べものをして、気がつくと数時間経過していたということもあった。
弁護士の仕事は手間がかかるのである。
以上です。


