零細小規模事業者に対するクレジット・リース被害
光文社。佐藤正午。
全く知らない作家の作品であったが(これは私の知識に偏りがあるせいだろう)、復刻されたということと、万年筆で原稿を書いていた時代のものだというので、なんとなく購入。
短編集である。
一夜を過ごした女性から借りた傘を返しに行く主人公の心の葛藤を描いた「青い傘」
テレクラで出会った女性と再び会うためにテレクラに通い詰める男性を描いた「スペインの雨」
なぜかよく分からないいきさつで同居することになった女性との交流を描く「ルームメイト」
今では入手が困難というので、知らない作家さんであったが、購入して読了した。多くの作品は女性との関係が描かれている。
青い傘の主人公は結局どうなるのだろうかとか、スペインの雨に出てくる女性はどうなったのかなど、短編ならではの読後感がある。
下手な文学読みとしては、読む価値のある作品群であったと思った。


