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コラム

逆ギレ

2023年7月25日

コラムカテゴリ:法律関連

 先日、ネットで物を購入したところ、商品が配達されたことになっていたが、配達された事実がなかったことから、ネット経由で問い合わせをしたところ、趣旨としては、「商品の入荷が遅延しているから、届かないと先に連絡しただろう」「届いたことにしないとキャンセル扱いとなるから、商品が欲しいお前のために配達したことにしているのだ。」「今は代金は発生していないわ。」「別に買っていらんから、キャンセル処理したらどうや」としか読めない回答がされた。勿論言葉は丁寧に書かれているが、趣旨としては既に書いたとおりしか読むことができない。
 いや、配達されたという通知が来たら、代金が発生したのではないかと疑うのは当然のことであろう。

 クレームに対する処理としては最悪の回答である。当然、こんなところから物を買うつもりはなくなったので、キャンセルとした。
 嫌みの一つも書いてやろうかと思ったのだが、時間ももったいないので、やめた。

 相手が弁護士であると想定もしていないのであろう。
 クレーム処理は対応を誤ると、大炎上しかねない話であるので、最大限の注意が必要であるが、それができないから色々と揉めるのであろうことが理解できた。
 顧問先などからは、クレーム処理についての相談もよくされるので、細々と注意をしているところである。
 ああいう調子で対応をしていたら、そのうちもの凄いクレームがくるであろうなと思い、悪い時はきちんと謝罪しないといけないなとも思った次第である。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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