証拠説明書

中隆志

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 民事裁判では提出する証拠について説明書の作成が求められている。
 立証趣旨が明らかに分かるものは要らないはずだったが、今は全ての証拠に説明書が求められる扱いになっていると思う。

 私はエクセルで作成する説明書はなんとなく血が通っていない気がするので、一太郎で説明書を作成していたのだが、作成が苦痛であった。
 しかし、あるときから事務局に原案を全て作成してもらようにうなってから、説明書の作成が苦にならなくなった。
 一太郎で枠を作るのが面倒だし、不動産の全部事項証明書とか契約書などの作成者とか日付を事務局が打ち込んでくれると、チェックするだけでよく、立証趣旨さえ書けばよいので、ラクである。
 裁判所は、証拠説明書を重視しているとも聞いているので、説明書の作成は重要と言われているし、こちらも準備書面を書く時に、証拠番号を引く際に自分の作成した説明書で確認もできることからしても、説明書があると裁判官も一覧性があってよいのであろう。

 たまに枠のない説明書が相手から出てくるが、あれは見づらいので、やはり面倒でも枠で作成した方がいいと思う。
 枠を作るという意味ではエクセルの方がよいという人もいるが、エクセルの説明書は血が通っていない感じがして、なんとなく機械的のように思ってしまい、負けそうな気がする(しつこいようだが)。
 説明書を中々出してこない相手方代理人もいるが、きっと作成が面倒なのだろうな、と思っている。

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