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コラム

お土産

2020年10月23日

コラムカテゴリ:法律関連

 小学生の時に、伊勢に臨海学校に行った時に、みな伊勢の赤福をお土産に買っていた(お土産として1000円か2000円以内なら持っていってよかったのである)。
 そのときは食べてしまうと記念にならないではないかと思い、これも別に伊勢のお土産でもなんでもないのだが、木刀を買った。私が木刀を買うのを見て、もう1人も赤福から木刀を買っていたはずである(このもう1人木刀を買った同級生も、後に京都大学に合格した。おそらく、私が行っていた小学校で京都大学に行ったのは私とこの同級生の2人のはずである。あの木刀には御利益があったのかもしれない。)。
 持ち帰るのに苦労をした記憶があるが、その後も秋吉台の秋芳洞に中学校の修学旅行で行った時には鍾乳石の置物を買うなどしていた。

 しかし、ある一定の年数を過ぎると気づくのである。
 こういうお土産は、物で買ってしまうと、後に処理に困るということを。

 結局、自宅の自分の部屋があまりにも乱雑になってきたので、大掃除をして捨てる際、使いようもないこうしたお土産の数々は捨てた。何かでもらった賞状なども前部捨てたのであった。中身を見ないで捨てたので、京都大学の卒業証書や司法試験の合格証書も捨てた可能性がある(小学生の時に大阪城の絵を描いて入選して、中之島公会堂で表彰された時の賞状と大阪城のメダルだけは保管しておくことにした。)。
 弁護士になってから使っていた鞄などもいつかまた使うのではないかと思い置いていたのであるが、使うはずもないと気づき、これまた捨てた。
 それでも私の部屋は未読の書籍などで乱雑であることには変わりはない。
 
 なので、小学生の頃に、食べるとなくなる伊勢の赤福をお土産に買っていた大半の同級生は正しかったのであるなあと思い、最近は物はよほどのことがない限り買わないことにして、食べたらなくなるものにしている。
 他人にあげるお土産も同様である。甥っ子はまだ小さいので、物を買ってきたりするのが例外である。

 そのうち、また断捨離したいと思っている。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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