在りし日の小次郎
若手弁護士から、中々自信が持てないという悩みを聞くことがある。
自信というものは、事件を解決していく中で、自分の事件対応が誤りではなかったということを確認する作業が繰り返されることで少しずつついていくものであるので、早々自信がつく訳ではない。
逆にいうと、自分はできているのかと悩むくらいの若手弁護士の方が伸びる可能性がある。
中堅・ベテラン弁護士からすると、全くできていないのに、妙に自信があるような態度(内心はわからないが)であったり、適当な処理をしてそれでよいと済ませている若手弁護士がいないではないので、「自分ができているかどうか」自省する弁護士の方が伸びると思うので、そう悪いことではないという話をしたりしている。
私も1年目の頃を考えると冷や汗が流れるし、私の事務所に入所した弁護士も最初からできていた訳ではない。
私自身も、できうることなら、弁護士25年目であっても、日々進化したいと思っている(退化しているのではないかと言われるかもしれないが。。。)。
若手弁護士を含めて、私も中堅・ベテラン弁護士も適正かつ正当な依頼者の法的利益を守ることができるよう、頑張っていければと思うのである。