寒波到来
大学生くらいまで、集中して何かをしていると、周囲の動きがゆっくりとなり、自分の思考などが早すぎるくらいに感じることがあった。
ゾーンに入っていたということなのだろうか。
だいたい試験などで時間が足りなかったことがなく、司法試験も短答式は1時間くらいで全問解いて、論文も法律選択(国際公法。今は全く業務に役立っていない)では教科書をほぼ2冊丸暗記していたので、確か1時間くらい余った(口述試験でも、この条約の制定年度はと聞かれて、たいていの受験生が答えられなかったようだが、即答したところ、「面白くないヤツだ」という顔をされた。少しくらい困った方がよかったのかもしれない。)。
弁護士になってしばらくして、そういう感じ方をしなくなったなと先日思った。若い頃は神経が未発達で、感じ方がおかしくなることがあったのか、あるいは年齢とともに、もはやそこまで集中できなくなったのかと思っている。
集中するにも、気力・体力が必要で、50歳が近づいてきて、それぞれ少しずつ衰えを感じる今日この頃である。
経験値は上がったので、それで補えるとはいえるが。