寒波到来
勤務弁護士時代に出張が多かった。
その頃は、自分が乗る予定の飛行機のチケットや新幹線のチケットを用紙に書き込んでファックスをして、JTBに事務所に持参してもらっていた。
宿泊も同様にしていたが、一度事務局にホテルを任せたら、東京でものすごい安い宿を取られて、横の部屋の声がうるさくて寝られなかったことがあった(当時東京の宿はほとんどが高かったので、京都の価格に合わせて取ったのであろう。東京からの飛行機で行かないと間に合わない地方であった。)。それ以来ホテルは自分で探すようにしたが、これも取るのが非常に大変であった。
また、清算は後日事務所からされるとはいえ、現金を持っていないと新幹線に乗ることができないし(最悪カードでもいいのだけど。カードだと自分の口座に入金しないといけないし、面倒である。)、何かあった時のために現金を多めに持ち歩く必要があった。
飛行機はチケットを握りしめて空港に向かったもので、出張が多かったので、どんどん空港に着くのがギリギリになっていった。
今はネットで予約が取れるし、大変ラクである。新幹線も後日カード払いにしてICカードで乗ることができる。飛行機もバーコードだけである(毎回入り口で引っかかるが)。ホテルもネットから様々なホテルが選べて、本当に便利になった。
ただ、今は出張が少なくなった分、乗り遅れる怖さの方が勝っていて、空港にも駅にも早めに着くようにしている。
空港に行くと大半は早めに来る人が多いようで、ロビーでスマホやPCを触ったり、本を読んで1時間近く前から待っている人がけっこういる(私もそうなのだが)。
いや、しかし、本当に最近の出張は便利になったものである。
この24年で技術は進歩しまくっているが、今後10年でまた世の中がどうなるのか、全く分からない状況である。