在りし日の小次郎
講談社文庫。村上春樹。
上下巻。
羊三部作の続編である。
この夏は村上春樹の未読作品を読もうと思っていたため、立て続けに読んでいる。
物語を解読することは困難であるが(しようとも思わないが)、物語の持つ力というものを感じさせるのが村上作品なのかと思っている。
村上春樹ファンの中には、最初の羊三部作で村上春樹は才能を使い果たしたというようであるが、そこは私はよく分からない。
個人的には今まで読んだ作品の中では「国境の南、太陽の西」という作品が好きではあるが、これも謎は謎のままのところがある。
6月から8月にかけて移動が多かったので、読書がだいぶ進んでいるが、まだまだ読みたい本がたくさんあり、積んである本はいっこうに減らない。