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国家の場合、外交などで色々と主張することがあるが、たまに、「俺はいいけど、お前はダメ」という対応をすることがある。
アメリカはグァンタナモ収容所で、アメリカ法が適用されないとして、テロ疑惑がある人を引っ張って収容している。その一方では、世界に向けて法を遵守せよと言っている。
中国は、海洋法での世界合意を無視して、東南アジアで人口島を作って実行支配したり、自らが設定した海域への船舶の航行を禁止しようとしたりしているが、アメリカで合同演習が実施された際には、中国が設定している海域からすると違法な距離までスパイ舟を送り込んだりしている(海洋法的には、合法な距離である)。
国家の場合、ある場面で言っていることと、矛盾する行動を取ってしまっていることは多々あるように思われる。国家というものが矛盾でできているようなところがあるので、どうにもならないのかもしれない。
ただ、これを個人がやると批判されるであろう。個人が、「俺はいいけど、お前はダメ」という行動ばかり取っていると、正直、どういう精神構造をしているのかと疑ってしまうのである。
他人は批判するが自分の批判は許さないとか、他人に対しては権利主張するが、自分が好き放題していても指摘されると怒り出すとか、無視するとかという人間が一定割合いる。
こうした人間と関わり合いになると、精神がすり減るので、相手にしないのが一番であろう。