隙間時間の活用

中隆志

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 時間は限られているので、その中でどういうように効率的に業務を行うかは一つの課題である。効率性ばかり追い求めるのではなく、じっくり腰を据えて記録を読んだり、準備書面を書くためのまとまった時間を作るための効率化である。

 定型的なものに時間をかけないということがあると考えている。
 事務局に裏紙でクリップで留めて指示を出すとき、簡単なものであれば、メモで指示を出す。事務局も全ての指示を口頭でされると、混乱するし、ミスも出る。
 この時に、定型的な指示はスタンプを作っておくと、便利である。
 ファックス→記録に綴じるとか、「記録に綴じる」とか、「一旦戻してください」「誤字脱字チェック願います」などである。
 これを手でイチイチ書いているより、少しずつの時間短縮が、最終的には数時間、数十時間となる。
 広島の弁護士がうちの事務所に来た時に、私の机を見て「これ、何ですか」というので教えると、早速作ったとのことである。

 小さいことでも、それが束になれば時間を作り出すことができると考えている。

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