読書日記「凱風館日乗」
「レーニン対イギリス秘密情報部」原書房。ジャイルズ・ミルトン。
ロシアで革命が起こった時に、その革命の余波でイギリス領インドにも革命を起こすべきだとするレーニンと、そのレーニンの思想を打ち砕くべく暗躍するイギリス秘密情報部の戦いを描いたノンフィクションである。
週刊文春の立花隆の読書日記で書かれていて面白そうであると思っていたところ、読売新聞の日曜日の書籍紹介の欄でも掲載されていたので購入。
イギリス側から見ているところがあるが、抜群に面白い。陰でこれだけの諜報戦が行われていたとは、この本を読むまで全くしらなかったし、ジェームズ・ボンドにモデルがいるといわれている(007シリーズの作者はこれを全面否定している)ことも知らなかった。
これもお勧めの一冊である。