在りし日の小次郎
非常に個人的なことであるが(ブログというのはたいていそういうものだと思っているからまあいいのかもしれないが)、私が師匠と仰ぎつつ飲み友達でもあった中村利雄先生が亡くなられて今日で丸一年である。
桜が満開の時期に亡くなられたのだが、これを書いている時点で4月4日には桜が満開になっていると思われ、何となく自分の命日に桜が満開になるようにあの世から仕向けているような気がしないでもない。中村利雄ならそれくらいやりそうである。
桜の季節は毎年楽しみで、花見小路新橋から東にある桜を必ず見に行き、町中で咲いている桜を眺めるのも楽しみであったのだが、昨年以降は楽しみでもあり、中村利雄弁護士を思い出す季節にもなってしまった。
もうすぐ中村利雄先生の追悼文集が発刊され(非売品)、私は編集責任者のようなことをさせてもらっているのであるが、皆さんの書かれた原稿を編集者として読んでいても、色々な中村利雄弁護士が出てきて涙を禁じ得ない。
中村先生、安らかにお眠りください。