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コラム

話し言葉と書き言葉

2016年3月1日

コラムカテゴリ:法律関連

 文章を添削していると、書き言葉と話し言葉が混在している文章に出会うことが多い。
 もちろん日本語も時の流れとともに変わっていくものであるとはいえ、やはり基本的なルールを守った方がよいと思っている。
 そうした場合、これは「話し言葉」であり、書き言葉ではこうした方がよいということを指導するようにしている。
 頭の中で考えているので、話し言葉になりがちなのであろう。

 事務所開設の案内や、お礼状で、先日、(笑)という言葉を使用している文章を見た。若者であるため、メールなどではそうした文章を使うのが日常化しているものと思われるが、やはりきちんとした文章を書かないと、「若いから仕方ない」では済まされず、「言葉の使い方も分かってない」弁護士であるという評価をされて、そうした弁護士に多忙であるときに事件を共同受任するときに声を掛けようとは思ってもらえないであろう。
 (笑)というのは、対談やインタビュー記事でその場の雰囲気を出すために使われる言葉であり、改まった文章で使うべきではなかろう。
 一つ一つの行動というのは中々難しいところがあるのだ。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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