読書日記「百年の孤独」
宴会の席上で挨拶をさせられることがある。
司法修習生が弁護士の宴会に参加していると、だいたい挨拶させられる。
ここでそれなりに話ができるヤツだと思われると、その後の就職活動で有利であると私などは思っている。
修習生が笑いを取るのは難しいと思うので、ハキハキと元気にアピールポイントを述べることが大事ではなかろうかと思っている。
私も弁護士としては20年選手であるので、宴会では挨拶はよくさせられるが、真面目な話もし、笑いもとりということになると中々難しい。
宴会の挨拶が非常にうまい人を見ていると、うらやましいなあと思うのであるが、中にはものすごくネタを作っている人もいるようであり、あるとき急に当てられた普段うまい人がたいしたこともいえず、どうしてかと訝っていると、どうも当てられそうな宴会の時は相当ネタを仕込んでいるということが分かった。
そこまでしなくともよいと思うが、急に当てられてもそれなりのことがいえるようになりたいものである。
ただ、いくらいい挨拶でも、長すぎると聞いている方も飽きてくるので、適当な長さが大事である。
けっこう長い挨拶でも飽きさせず、しかも面白い挨拶ができて、毎回違う挨拶であり、しかも多分ネタも作っていなかった弁護士はただ一人しか知らない。
故・中村利雄弁護士だけである。
以上。