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コラム

沖縄出張

2016年1月15日

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 陶芸 教室

 1月9日から10日まで日弁連の法律相談センターと過疎対策に関するブロック協議会が沖縄で開催され、私は日弁連の再生PTの座長をしているので、出席してきた(東北について今年度2回目)。
 前日入りして委員長と2人で豚しゃぶを食べ、泡盛をしこたま飲んだ。その後ホテルに帰ろうと歩いていると、琉球ガラスの店がまだ開いており、そこでも正月だということで一番南の島で作られているという泡盛を飲ませてもらう。酔っ払ったせいで、たくさんガラス製品をお土産に買ってしまった。
 ホテル近くのコンビニでも泡盛が売っていたので、泡盛を飲みながらホテルで仕事をし、翌日に備えた。

 翌日は午前中那覇の市内をプラブラして土産物を買う。泡盛専門店がたくさんあり、どこがいいかよく分からないので、表通りに面した店でこれまた土産物の泡盛を購入。自分の分を買い忘れたのが残念であった。そのほか土産物を買い、陶芸品がおかれているビルなどを見て、11時30分から事前打合である。
 その後12時30分から夕方5時30分頃まで会議。私は発言しないといけない場面が多く、コーヒーのCMの竹之内豊のようにほっこりしているヒマもなく、非常に疲れた。
 その後会議場で宴会となったが、沖縄の先生で参加できなかった人がハブ酒(自分で漬けたようで、生々しい)を差し入れしていて、皆珍しいので飲んでいたが、私は皆の毒味が終わるまで待っていた。突然苦しみ出す人間がいないか注意していたのである。
 その後私も飲んでみたが、さほど美味しいとは感じられず、精力がつくというのも石垣島の先生からすると「迷信です」ということであった。真偽のほどはわからないが、少なくとも私は特別元気にはならなかったようである。
 ここでも滅多に本州では手に入らないという泡盛をしこたま飲み、二次会は地元の先生に民謡酒場に皆で連れていってもらった。
 三線をひきながら歌われるのを見ていると、欲しくなったが、多分ひけないであろう。あればひけたらカッコイイのだが。たくさん弁護士がいるので、民謡酒場で泡盛を飲んで普通に話をしていたら誰が弁護士なのか分からなくなり、同い年だということで意気投合して話をしていたら、地元の会社員の方であったりもした。酔っ払っていたのであろう。

 翌日も会議なのでほどほどにし、翌日も朝9時30分から12時30分まで会議である。ここでも竹之内豊にはなれず、発言しないといけない場面が多かった。
 二日間、真剣な議論を聞いて、九州の実情もある程度分かったし、私が座長としてとりまとめた提言を相当真剣に読んでくれている単位会もあり、座長としては嬉しい限りであった。市民の方が法律相談に気軽に来てくれる文化がもっともっと醸成されればと思うし、司法過疎を解消するために、真摯な努力を重ねられている姿勢には頭が下がる思いであった。

 那覇も外国の方が多く、私が少し前に読んだ本では非常に経済が悪いということであったが、観光客が来て、イオンもできて、地元の景気はいいということであった。Twitterでなぜかフォローしている沖縄タイムスでも沖縄経済は好調ということであった。本で読んでいるだけば分からないこともある。

 周囲の弁護士はもう一泊するということであったが、それほど京都を空ける訳にもいかないので、10日に帰京したが、翌日11日は成人の日で、沖縄では逮捕者が出るなど騒ぎがあったようであり、残った弁護士達は楽しめたのか疑問なしとしない。

 16日は大阪で近畿のブロック協議会があり、来月は札幌で北海道のブロック協議会がある。
 
 陰で市民のために弁護士会がどうすべきかということを自分の事務所にとっては1円の得にもならず、むしろマイナスであるのに議論している弁護士がいるということを見ていると、私も頑張らないといけないと思うのである。

 以上です。
 

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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