読書日記「百年の孤独」
「世にも奇妙なマラソン大会」集英社文庫。高野秀行。
世界の辺境に行くのが好きである筆者が夜のテンションで西サハラのマラソン大会に挑戦する表題作を含め、無茶なことばかりしている筆者の真骨頂が描かれる。
西サハラの独立問題は全く知らなかったので、非常に参考になったのと、砂漠でのマラソン大会がいかに辛そうかがわかる一作である(しかも筆者は最大で15キロほどしか走ったことがないのである)。
「映画・ゴーン・ガール」
WOWOWでやっていたので視聴した。
面白いということを聞いていたので、録画して直ぐに見たのであるが、面白いが、ややストーリーに難があるのではないかと思うところもあった。
見た後のいや~な感じ、何かに似ていると思ったら、ブラッド・ピットが主演の「セブン」と監督が同じであった。セブンもいや~な感じで終わったものな・・・。
「チンギスの陵墓」(上)(下)。竹書房。ジェームズ・ロリンズ。
シグマフォースシリーズの最新刊。この筆者は歴史的事実と最新の科学的根拠をつなげて壮大な物語にするのがとてつもなくうまい。今回は宇宙のダークマターが物語の中心に据えられている。
「虚像のトライアングル」幻冬舎。平岡将人。
弁護士の筆者が交通事故の被害者が泣かされている現実を書いた一冊。
弁護士である私には、非常によく分かる話であった。専門家として分かるところは飛ばしたが。
「仏教の思想2 存在の分析 アビダルマ」角川ソフィア文庫。
仏教の思想史を読もうと思い立ち購入したが中々進まないのでやっと2巻である。
大乗仏教の初期にどのような思想があったかが書かれているが、ほぼ理解できなかった・・・。