在りし日の小次郎
消防法の関係で、来客室は上まで仕切ることが出来ず、180㎝くらいのパーテーションで区切っている。
私の事務所の来客室は2つで、来客室同士は事務所の端と端にあり、それぞれの声が他方の来客室に聞こえることはないので、来客同士のプライバシーが害されることはない。
弁護士は4名いるが、それぞれ打合を入れたらすぐに事務所のスケジュールに入れるので、重なることはまずないので部屋数として足りないことはない。
ただ、大きい方の来客室(椅子は10脚ある)は、私が執務しているスペースのすぐ横であり、声が大きい相談者が来て他の弁護士と打合をしていると、相当気が散ることになる。
連絡書などを書いている時はよいのだが、カルテなどを引用しつつ書く準備書面などであると、やはり集中力が乱される。
私の机が来客室に向かって解放されている(パーテーションで仕切られていない)のも一つの原因である。設置の仕方をもう少し考えるべきであったが、これは今更どうしようもない(動かすのは相当な労力である)。
防音が出来ないか業者に聞いたが、消防法の関係もあり、完全に防音しようとすると物凄いお金がかかるようである。
仕方がないので、吸音パネルで作られたパーテーションを今注文しているのだが、これがどの程度効果があるか未知数である。
やはり、どの事務所でも複数弁護士がいると、防音は問題になっていると業者から聞いたが、完全に仕切ることの出来ない構造であったり、天井を音がつたうということもあり、防音は難しいらしい。
複数弁護士がいる事務所では、事務所を設計する最初の時点で、こうした点は注意を払うべきであろう。
オチもないが以上です。