在りし日の小次郎
光は1秒で地球の周りを7回半回ることが出来る速さで進むことが出来るが、私達が今見ている星の光は、何万年もかかってようやく地球に到達しているようなものが大半である。
気の遠くなるというよりも、想像を絶する距離である。
前にも書いたが、今見ている星の光は、過去のものなので、現実の星は既に消滅しているということも十分ありうるのである。
また、我々が見ている夜空は平面のように見えるので、星座として見ているが、あれはこちらから見ていて並んでいるように見えるだけで、実は奥行きがあり、カシオペア座とかオリオン座とかと言って見ている星座も、宇宙空間で横に並んでいる訳ではないのである。
そんなことを思って秋の夜空を見ていると、その星までの距離や、その時間軸の長さと比較すると我々人の人生がとるに足りないちっぽけなものに思えてくるのである。
オチはないが、以上です。