読書日記「百年の孤独」
独立すれば自由になれると考えていると全く違う。経営のために時には嫌な事件も受任しなければならないし、売上がなければ「飢える」自由もあるから、そう事は簡単ではない。
勤務弁護士時代は独立に憧れる(だいたいは)が、独立して経営してみると経営者の苦労が分かる。
私のように継続して事件があるかないか分からないタイプの弁護士(基本的な収入となりうる顧問先を断るからだが)は、基本的に1年間通してどうであったかということで考えなければ毎月毎月の売上を考えているとやっていられない。
私の師匠の1人は、「弁護士で経営者になれるのは、1月から11月まで売上がゼロでも、12月に1年分の事件が入ってくると思っている奴だ」と言っていたが、そんなところもないとやっていられないのである。