読書日記「百年の孤独」
昔よく出張に行っていたが、たまに週刊誌などで掲載されているようなローカル線に乗ることも多かった。
山口地裁宇部支部は、宇部駅にはなく琴芝という駅にあるということを知るのも、地方出張ならではのことである。裁判所の職員の人に最寄り駅を聞くと、5回くらい、「琴芝」で降りてくださいね!といってもらえた。
この宇部支部に行く電車は単線で、中々風情があり、鉄道マニアではない私でもなんだかほっこりしたものである。電車の中になぜかかごに入れられた鶏が乗っていて、羽毛が飛んでいる。
スーツ姿は私だけで、全員顔見知りのようであり、ちらちらと私が何者か伺っている。
スーツ姿で羽毛の飛び散る単線に乗っている弁護士も中々いないであろう。
話が少し逸れるが、私が最も通う裁判所である京都地裁の交通の便はあまり良くない。地下鉄からでも少し歩かないといけないし、京阪からでも同様である。
ロケーションは京都御所の南側で最高であるが、裁判所に来る人からすればあまり便利とはいえないだろう。
山口地裁は、山口駅を降りて本当に徒歩100メートルくらいのところにあり、物凄い便利である。裁判所はこうあるべきである。
ただし、山口地裁へ向かう電車は結構女子高生と男子学生が乗ってくるので、中々寝て居られない。高校生は元気だ。