「塾ジイの日記」24 ―耳寄りなスキマ時間活用法―
みなさんこんにちは!本格的な受験シーズンに突入しましたね!地域によっては大雪に見舞われ、入学試験の実施が困難な学校もあるようです。全受験生が滞りなく受験を終えられることをお祈りしています。
さて、一念発起して行政書士試験という国家試験に挑もうとした塾ジイ。これまでの約40年に及ぶ塾講師としてのノウハウを結集し自らを実験台として日々奮闘しています。これまでコラムの「塾ジイ」シリーズでも描かれたように、子どもや親御さんに伝授してきたことの妥当性、適格性を検証しようとしています。今回はこれまでの塾ジイの行動を振り返り、入試と国家試験対策との関連性や相違性について考えてみます。
まず最初に塾ジイが手掛けたのは…「モリモリやる気になる」ことではありませんでしたね。これまでの子どもへの指導通り【場所と時間の確保】でした。
☞「塾ジイの日記」1 https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5153279/
☞「塾ジイの日記」3 https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5153376/
【場所の確保】は【作業効率】を主眼に置いていました。それを踏まえたうえで【時間の確保】は「毎日頑張って3時間勉強する」ではなく【3時間以内に作業を完了させる】という発想でした。「長時間勉強することに価値を見出そうとする」挫折トラップにはまる受験生を何度も見てきた塾ジイだからこそのノウハウなのでしょう。
☞「塾ジイの日記」4 https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5153483/
次に塾ジイは学習方略の検討に入りました。子供たちには【復習=アウトプット】中心の指導をしていましたが、場合によっては「予習」が功を奏することも経験上把握していました。
☞「塾ジイの日記」5 https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5153549/
塾ジイ自身は法律の学習は未経験ということで【復習=アウトプット】中心の方略を採用しました。
ここまでの施策を踏まえ、塾ジイは【学習スケジュール】の策定に着手しました。まず行政書士本試験日を起点に、そこから逆算したうえで【いつまでに何をすべきか】を時間尺によって【森(全体)幹(週間)枝(曜日)】の3つの視点で検討しました。
☞「塾ジイの日記」6 https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5153798/
ここまでで学習方略の概要は整いました。概ね塾ジイが受験生に指導してきた通りの方略でした。更に塾ジイは講義受講時に奇抜なアイデアを思いつきます。講義中に講師が重要事項と指摘したテキストの小見出し、ページ数の情報をスマホのメモ欄に入力しながら講義を受けることを実行します。スマホを【アウトプットのツール】として利用しようという意図です。これは非常に機動性の高い(場所を選ばない)ツールとして機能するでしょう。なんと塾ジイはこのスマホを使った【最初のアウトプット】を休憩時間に実施します。【休憩時間の過ごし方の重要性】は学習塾でも重要な指導項目です。それを実践しているのですね。
☞「塾ジイの日記」7 https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5153854/
ここで初めて塾ジイは自身が「入学試験と行政書士試験の違い」に戸惑っている状況を綴っていました。それは「選択問題の性質」です。入学試験の場合は「正解できれば良い」という感覚ですが行政書士試験の選択肢は【正誤それぞれの根拠を理解する必要がある】ということに気づいたんですね。そこで塾ジイは過去問や模試を解く際は、問題用紙に【正誤の根拠を書き込む】作業を取り入れました。更にスキマ時間の活用術として小見出し&ページ数が入力されたスマホの検索機能を利用して【作業の効率化】を図ることも書いていましたね。
☞「塾ジイの日記」8 https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5153929/
ここまで多少の戸惑いはあったものの概ねこれまでの経験値が存分に活かされ、学習方略は順調に構築されているように見えましたよね。
次回はこの後綴られている“行動原理”について振り返ります。
↑塾ジイのファン【蒼りんご】さんよりデータを送っていただきました!ありがとうございます!
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