学校の授業についていけない時
テキストや入試問題を解いていて、分からない問題が出て来た時、どのようにしていますか?
そのまま放置して、何日か後に解き直してみて解ける場合もありますが、稀です。多くの場合は、放置された問題はそのまま解けずに残っていきます。
そこで、分からない問題は学校の先生や塾の講師に質問する事になります。
その際、気を付けて欲しい事があります。質問の仕方によって得点力の伸びが違ってくるからです。
効果的な質問の仕方とは?
まず、問題の解説を読んで、理解して自分で解く事が出来るように努力しましょう。自分で解説を読まず、理解する努力をせずに「問題を見て分からないものは全部質問する」と思って大量の質問をしても得点力は伸びません。依頼心が強くなり、自分で問題を解こうとする意欲がなくなるからです。
解説を読んで考えてもどうしても理解出来ない場合、先生に質問しましょう。
①先生に、いつなら質問出来るか聞いて、予約しましょう。先生が忙しい時に質問に行っても答えて貰えない場合があります。
②自分で解いた問題を質問する場合、先生には、事前に問題と解答解説をコピーして渡しておきましょう。先生が質問を受けてから解く時間を節約するためです。授業で習った問題を質問する際は、「○ページの○番」と指定しておきましょう。個別指導の授業内で質問する場合も同じです。
③質問する際は、問題、解答解説、自分で考えたノートを持参して、「ここまで考えました。ここからが分かりません」とか、「解説を読んでここまでは理解出来ました。次の式が分かりません」など、具体的に質問しましょう。具体的に質問するほど、記憶に残り、得点力アップにつながります。
④質問して理解できた内容は、必ず復習しましょう。紙と鉛筆を使って、自分で解いて正解を出す事が出来るようになっておくのです。しかし、分からなかったという事は自分の弱点でもあるわけですから、問題にチェックを付けておいて、折に触れて何回も復習しましょう。問題を見た瞬間に解き方が思い浮かぶようになれば、そのパターンはクリアです。算数・数学なら、数値をかえて出題されても解く事ができるでしょう。
これを繰り返して、解く事が出来るパターンを増やしていきましょう。解く事が出来るパターンを増やしていけば得点力は確実にアップします。
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