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数学だけが「とても苦手」な中1・中2生へ

2018年10月26日

テーマ:苦手な数学克服(中学生)

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 数学 勉強法

英語や国語はまあ出来るし、理科も社会もそんなに困らない。でも数学だけは大嫌い。「数学の無い世界に行きたい」と日々思っている。でも、そうは言っていられない。何とかしなければならない・・・そんな中学生に、いきなり「数学が大得意」にはなりませんが、少なくとも数学が大きく足を引っ張らないようにするための方法を書いてみたいと思います。
数学に限らず、勉強が得意になる方法の基本は授業をしっかり受ける事です。学校の授業をしっかり聞いて先生の板書もノートしておきましょう。その時点で理解出来ない内容があっても「だから自分はだめだ」と思う必要はありません。自宅での復習がポイントです。授業で習った問題の復習について書いてみたいと思います。
<復習のとき>
1.数学の問題を見た時、根拠が無くても良いから「きっと出来る!」と声に出して言いましょう。「根拠のない自信」を持つことが数学大苦手から脱出する原動力です。
数学が大嫌いな生徒は問題文を見ただけで「こんなん、分からんし・・・」と拒否してしまいがちです。それでは復習する気にもなりません。
問題を見た時「きっと出来る!」「解けるようになってやるぞ!」と思って問題に向かいましょう。「自分は出来る!」と自分で自分に言い聞かせましょう。
2.問題に向かってから:紙と鉛筆を用意しましょう
(1)まず問題文を理解しましょう
出題者が何を答えよと言っているのか?答えを出すためにどのような条件があるのか?書き出してみましょう。
(2)授業ノートを使って理解しましょう
問題に書いてある条件からどのようにして解答に結び付けているのか?授業ノートを読んで理解しましょう。その際、先生が板書された図や表を参考にしましょう。図や表は理解を助けるためのツールです。十分に使用しましょう。その上で図や表は自分で書けるように練習しましょう。
(3)解法を覚えましょう
理解出来たら暗記です。これが抜けていると数学は得意になりません。問題と解き方を何度も読み直して、自分で書いて解き方を覚えてしまいましょう。覚えたら確認です。覚えた解き方を紙に書いて自分で計算して答えを出す所までしておきましょう。知識を定着させると共に計算力をにぶらさないためです。
上記を繰り返して、覚えている解法パターンを増やしていくのです。その際、「自分で解いてやろう」とは思わない事です。「解き方を理解して記憶する」事に集中しましょう。数学の先生は何故、数学が出来るのでしょう?答は簡単です。数学の解き方をたくさん知っているからです。解き方をどんどん覚えていきましょう。1問や2問覚えたくらいでは得点力は変わりません。教科書や問題集で10問、20問と解法パターンを覚えていけば、似たような問題がテストで出てくるようになります。そうなった時に数学が「大の苦手」から抜け出す事が出来ます。

授業ノートを読んだり、問題集の「解き方」を見ても何故そうなるのかが全く理解できない時や、問題文の意味自体が理解出来ない場合は、個別指導の塾で数学を習う事を検討しましょう。塾は解き方を分かりやすく教えてくれます。そのうえで(3)解法を覚えましょう、家に帰ってから解法を自分で覚えていく事が出来ていけば、「大の苦手」から抜け出すだけではなく「数学もまずまずいけるぞ」というレベルまで達する事も出来るでしょう。

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この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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