中学受験にむけて、直前期に気をつけておきたい事 第4回
今回は、小学生のお子様が中学受験を目指しているお母様から頂いたご相談を紹介したいと思います。
Q:子どもが集団指導塾の中学受験クラスに通塾しています。新学年を迎えるにあたって、塾の教材以外の市販教材を買って子どもに与える方が良いでしょうか?
A:不要です。集団指導塾が用意した教材を徹底的にやりこなす事に集中してください。中学受験に限りませんが、参考書や問題集をたくさん持って1冊全部やりきる事なくどれも少しずつ手が付けてある、というお子様は勉強時間の割に成績は上がりません。塾から出された教材を擦り切れるほど何度もやり尽くしてある、というお子様の方が成績は上がります。ポイントは間違えた箇所を復習する事です。授業でも、テキストでも、テストでも、間違えた箇所をご家庭でやり直して出来るようになっていけば、確実に得点力は上がります。
Q:子どもは中学受験を目指して通塾しているのですが、今ひとつ成績が伸びません。勉強に親は関わらない方が良いと思って出来るだけ子どもの勉強には関わらないようにしているのですが、やはり少し協力したいと思っています。どのようなかかわり方をすれば良いでしょう?
A:復習を手伝ってあげて下さい。塾で習ったことの復習、テストで間違えた所の復習を親が協力してあげて下さい。お子様が間違えた箇所がなかなか理解出来ないようなら、ヒントを与える、説明してあげるなど、手助けをしてあげて下さい。理解しただけなら得点力は上がりませんので、お子様が間違えた箇所を確実に出来るようになるまで導いてあげて下さい。
それと、時間管理をお願いします。塾から帰宅して、宿題をする時間、復習をする時間、就眠時間を決めておきましょう。算数などで解き方を見て復習してもお子様がどうしても理解できない問題が出て来た場合、いつまでも時間をかけても得点力は伸びません。就眠時間がどんどん遅くなり、慢性的な睡眠不足になり出来る問題も出来なくなります。そういう問題はチェックをしておいて、比較的時間のとれる時に再度復習してみましょう。塾の宿題が分からない場合は「ここまで考えた。ここからが分からない」という事を明確にしておいて、次の授業で分からない箇所をしっかりと聞きましょう。
ご家庭で決めた復習時間内で「間違えたけれど復習したら理解できた」問題をお子様が自力で出来るようにしてください。自力で解く事の出来るパターンを増やす、それが得点力向上の近道です。
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