中入試に向けてご家庭にお願いしたい事
前回、小6からの中学入試、親の協力方法についてお話しました。今回は、塾との協力関係ついてお話したいと思います。
通塾については、ご家庭と塾が協力してお子様を合格へ後押しする場合が学力向上に最も効果的です。まずは塾と協力関係を築くようにしてください。
多くの塾では入試合格に向けて保護者と面談をします。塾が「ご希望の保護者様とは随時面談します」と打ち出している場合は、夏前に一度、是非とも面談してください。その際、塾では何をするのか?ご家庭ではどのような協力をするのか?という役割分担を明確にしてください。小6からの中学入試という事は受験準備にかける時間が圧倒的に少ないわけですので、合格のためには十分なご家庭の協力が必要になります。
集団指導の塾にお通いの場合
集団指導の塾ならカリキュラムが決まっていますので、授業は決まったカリキュラムで進みます。ご家庭ではお子様がカリキュラムについていけるようにフォローしていただく事になります。一般的に、集団指導の中学入試クラスは授業数、宿題ともに膨大な量になります。それをいかに定着するか、という事がポイントになります。ご家庭でどのようなフォローをすれば良いか、塾の担当に聞いて確認してください。また、塾から特別講座の提案がある場合は受講していただくと良いでしょう。
個別指導の塾にお通いの場合
個別指導の塾では決まったカリキュラムはありません。生徒ごとに教材を選び、カリキュラムを考える事になります。例えば個別指導の塾で「この教材を夏までに仕上げます」との方針が立てば、それが勉強のペースになります。ご家庭では塾で決まった教材を夏までに仕上げる事が出来るようにフォローしてください。塾で習った事の復習・定着、次回塾で習う範囲の予習をして、出来れば塾が立てた予定よりも早めに教材を終わるくらいのつもりでお子様をフォローしてあげてください。それが出来れば塾は予定した進度で進むことが出来ます。知識の理解や定着がおぼつかない場合は塾ではお子様が躓いている箇所を何度も繰り返す事になり、授業進度は遅れます。
同時に、模試の結果を見て小5の範囲で弱点があれば、市販の中学入試テキストで結構ですので購入して弱点補強をしましょう。出来れば夏休みが終了するまでに一通りの弱点補強を済ませたい所です。
塾では夏休みには入試対策としてかなりの時間数の授業を提案すると思います。「塾でたくさん授業を受けているから大丈夫」と考えずに、塾で習ったことのの復習・定着、次回授業で習う範囲の予習についてフォローしていただければ通塾の効果は大幅にアップするでしょう。
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