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コラム

小6からの中学入試 親の協力方法

2015年5月15日

テーマ:中学入試

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

前回、小6からの中学入試、親の関わり方についてお話しました。今回は、より具体的な親の協力方法についてお話したいと思います。

【準備】
1.中学入試を知ろう
(1)志望校の入試問題を知ろう
小6から中学入試をしたい、という事は、志望校は決まっていると思います。そこでまず、志望校の過去問題を入手してください。今年の入試問題はもちろん、出来れば過去5年分を入手すればベストです。
次に入手した入試問題を解いてみてください。ざっと目を通すのではなく、一人になる事が出来る時間を見計らって、入試と同様に、制限時間を計って、解答用紙に向かって実際に入試の全科目、解いてみて、答え合わせまでしてください。そこまでして初めて中学入試のレベルを分かっていただけると思います。中学によって、また年度によって変わりますが概ね7割が合格ラインと考えて良いでしょう。
(2)志望校の入試情報を知ろう
志望校の場所、今春の入試出願日、入試日などを調べて来春の受験に向けてのシミュレーションをしましょう。次に今春の倍率や入試問題の出題傾向を調べましょう。実際に過去問題を解いた上で、「この分野が良く出題されている」などの傾向を分析してみてください。同時に、様々な模試における志望校の偏差値ランクも調べておいてください。ネットなどで調べる事が可能です。なお、偏差値は母集団(模試を受験する生徒達のレベル)によって違ってきますのでネットの偏差値はあくまで参考程度に考えてください。
(3)現在の子どもの得点力を知ろう
いままで中学入試の勉強をしていないわけですから、いきなり模試を受けても高得点は取れません。それはかまわないので、四谷の小学生テストや塾の模試などを受けてみて、現在の得点力や現状での志望校への合格可能性を親が知っておきましょう。特にお子様はどこが苦手なのか?どの分野の知識が不足しているのか?これを親が把握しておくのは大切な事です。これから入試に向けて、現状と合格力とのギャップを知り、どのようにそのギャップを埋めていくのか、という戦略を考えてあげてください。なお、模試を受ける際にお子様には「今は全然分からない問題があっても大丈夫だからね」と話をして、模試を受けた事でお子様が自信を無くさないよう、配慮してあげてください。

次回は塾との協力関係についてお話したいと思います。

<お知らせ>
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(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております。

この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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