2015年中学入試 第3回
2015年中学入試 第6回
中学受験に向けて親の接し方についてお話する中で前回は、入試に向けて、これからの勉強について具体的にお話しました。今回は志望校の過去問題のご家庭での扱い方についてお話します。
志望校の過去問題は完全に仕上げましょう
志望校の過去問題の扱いはお通いの塾によって異なると思います。早くから過去問題を取り上げる塾もあればそうでない塾もあるでしょう。家庭学習で取り組む事を勧める場合もあると思います。塾でお子様の過去問題を取り上げた場合でも、今春に出題された問題の演習と解説が一般的な取り上げ方だと思います。
志望校の過去問題については塾に任せるのではなく、まずは自分で過去問題集を購入しましょう。その上で過去5年間の問題は、お子様がすぐに解き方や答えが分かるようになるまで完全に仕上げて欲しいと思います。これは第1志望校も併願校も同様です。
ここで親の手助けが必要になります。お子様が間違えて、解説を読んでも分からない場合、親が教えてあげてください。お子様が個別指導にお通いの場合は担当講師に聞くという方法もありますが、入試直前のこの時期は親が教えてあげるほうが効率的です。その際、親が解いて解説するより、過去問題集の解説を読んで中学入試特有の解き方を理解した上でお子様に説明してあげてください。過去問題集には詳細な解説がついていますのでそれが可能だと思います。その上で出来れば間違えた問題はコピーしてノートに貼って「弱点ノート」を作ってあげると良いでしょう。「弱点ノート」を使えば効率的に復習が出来ます。また、入試の試験場まで弱点ノートを持ち込んで復習する事も出来るでしょう。
これからの追い込み時期は塾の勉強もますますハードになってきます。塾の勉強を確実にこなしながら、家庭学習で志望校の過去問題を完全に仕上げていけば、お子様にとっては大きな自信と十分な得点力が付くと思います。
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