塾講師歴20年のプロが語る、反抗期に入りかけの子どもへの接し方
前回は「我が子を伸ばす親の関わり方」として「洞察する」事について書きました。今回は、前回に引き続き私が勤務する京進で子育て支援に長年取り組んできた専門家から聞き取った内容から「洞察する=あるがままに観る」という事が具体的にどういう事なのか?事例をあげてお話したいと思います。
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我が子をあるがままに観る!第2回
前回、「洞察する=あるがままに観る」事の大切さをお話しましたが、今回はもう少し具体的にお話したいと思います。
子どもの持っている能力を、能力通りに伸ばしてやるためにも、子どもをあるがままに見ることが必要なのです。
毎日の生活の中で与え過ぎていないか、常に意識し我が子の成長を見守る(洞察する)ことは子育ての秘訣②です。
では、あるがままに観る=洞察するとは、具体的にどういうことでしょうか?
簡単な事例で考えてみましょう。
◆ ◆ ◆
(夕食を作っている時に、背中で我が子が言います)
子:お母さん、夕食まだ?
この時に親としてのひと言を考えてみて下さい。
まさか、我が子の方を向くこともなく
親:うるさいわね!もう少し待っていなさい!
なんて言葉が出ていないでしょうね。この言葉は前回お伝えした「悪魔のフレーズ」(命令型)であることはご理解いただいていると思います。
◆ ◆ ◆
「お母さん,夕食まだ?」のひと言の裏に我が子のどんな気持ちが含まれているか考えてみることが「洞察」にあたります。
その日だけ塾の時間が早くなったので食事を急いでいるのか、見たいテレビがあるから早く食事を済ませたいのか、本当にただお腹が減っているだけなのか……。
あるがままに観ることを常々意識していれば、洞察力は高まります。
さて、今回も恒例?の「今日からたった2つ」
●年齢や学年(世間の基準)で我が子に接するのではなく
●あるがままの子どもを知り、適切に対応する
を実践していただき、我が子の成長を日々の中で確かなものにしていってください。
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