子育て 第2回
前回は今後の中学入試に向けてご家庭にお願いしたい事を書きましたが、今回は「子育て」についてお話したいと思います。
最近、お子様への接し方のご相談が増えてきております。「子どもを伸ばすには、親はどのように接したらいいでしょう」というご相談です。
私が勤務する京進に子育て支援に長年取り組んできた専門家がおります。これから何回かに分けて私がその職員から聞き取った事を書きたいと思います。専門家だけに非常に参考になる内容の話を聞くことが出来ました。お子様との接し方の参考になればと思います。
======================================
我が子を伸ばす親の関わり方
子育てのキーワードは「待つこと」です。
年齢によって待ち方は違ってきますが、「待つこと」は教育の原点だと考えます。
親御さんが我が子に身につけて欲しい力は何ですか?
自立心・自主性・忍耐力ですか?
集中力・思いやり・社会性ですか??
それとも、判断力・自分自身で考える力ですか???
「どれも大切で、出来れば全部!」というのが親の本音でしょう。これらの全てとは言いませんが、多くが「待つこと」で育ちます。
待つことの下手な親の身近な一例として、「(早く)~しなさい!」という言葉を多用することが挙げられます。「早く起きなさい!(朝)」から始まって「早く寝なさい!(夜)」まで、当たり前のように口をついて出ていませんか。
この「(早く)~しなさい!」という言葉は、上記の親として我が子に身につけさせたい力(大切な情緒面)を台無しにする悪魔のフレーズだと理解しておいて下さい。
この命令型フレーズが親の口から発せられるようになった背景として、少子化や核家族化が影響していると思います。
一家族における子どもの数や世帯の人数が少なくなれば、当然、過保護・過干渉の親が増えてくることは「1+1=2」になるより必然かもしれません。
学力を支えるのも「情緒面」であることは明らかです。見えない学力=情緒面であることから、待つことの大切さにもっと感謝を持って接しても決して罰は当たらないでしょう。
=====================================
次回は、「我が子を伸ばす親の関わり方・第2回」として「待つこと」の具体的方法についてお伝えしたいと思います。
<お知らせ>
①京進の夏休み講習のお知らせ
京進HP
②さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しました。
京進これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
5月8日(火)スタート
すでにお子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。
(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております。