中学受験の面接での注意点
前回は、生徒たちが苦手にしやすい算数について今年の京都の中学入試の全般的な傾向を振り返り対策について書きましたが、今回は今後の中学入試に向けてご家庭にお願いしたい事を書いてみたいと思います。
具体的な勉強方法や教科指導については、現在お子様がお通いの塾から指導があると思います。また、志望校を早めに決める事や教科ごとの勉強方法なども塾から指導があるでしょう。ネットなどにもたくさんの記事が出ていますので、ここで繰り返す事はしません。大切な事は、中学入試に合格するためには、ご家庭のご協力が必要である、という事です。塾とご家庭とが協力体制を組んでお子様を合格に向けて後押しする事が必要です。お子様が走っている姿を観客席から見て声援を送るのではなく、競技場に降りてお子様と一緒に走ってあげてください。
そこでお願いがあります。お子様の志望校が決まったら、志望校の過去問題を入手してください。過去問題を入手したら自分が受験生になったつもりで、制限時間内で全科目を解いてみてください。お子様がどれほど高いハードルにチャレンジしているのかが分かっていただけると思います。
その上で、ではどうすればお子様を合格に向かわせることが出来るのか?塾で何をして、ご家庭では何をすれば良いのか?お通いの塾と相談してください。
中学入試の準備で特に時間がかかる科目は算数です。難関と言われる中学では、1問1問が難しく、一筋縄ではいかない問題が出題されます。一方、算数の問題1問にかける事が出来る時間は一般的におよそ3分前後です。例えば今春、洛南高校附属中学では制限時間70分で問題数が30問。単純計算すると1問にかける事が出来る時間は、問題を読んで問題内容を理解する時間も含めて平均2分20秒という事になります。つまり、問題を読んで瞬時に解き方が分かる、という所まで力を高める必要があります。塾ではそこまで力を高めるための指導をする事になります。時には厳しく指導する事もあると思います。
中学入試に向かうお子様は毎日ハードな勉強をしています。テストの成績が出てつらい思いをする事もあると思います。そういう事を全て乗り越えた先に合格があります。ご家庭では勉強面・精神面・健康面、全て含めてしっかりとサポートしてあげて欲しいと思います。
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