最近のご相談から第3回
前回は「最近のご相談から」第1回として集団指導塾にについてお話しました。今回は、個別指導塾についてお話します。
【ご相談内容】
4月から子どもが中1になります。将来は地域のトップ公立高校に行かせたいと思っています。中1から塾に通わそうと思うのですが、集団指導塾と個別指導塾のどちらに通わそうか迷っています。
京進の集団指導塾と個別指導塾の違いを教えてください。また、集団指導塾には入室テストがあるのですか?
【ご返答】
京進の個別指導塾では、講師1人に対して生徒2人、1:2という体制で授業をします。教室をブースに区切って、一つのブースで真ん中に講師が座り、両側に生徒が座ります。生徒の学年は同じとは限りません。中学生は一コマ80分授業になります。概ね40分解説、40分演習という授業になります。集団指導塾のような入室テストはありません。
個別指導塾の特徴は、隣に講師がいるので分からない箇所が出てきたらいつでも質問できる、という事でしょう。講師からすれば生徒の弱点把握とそのフォローも容易です。また、教材やカリキュラムがあらかじめ決まっているわけではありませんので、個人に合った教材、カリキュラムで進む事が出来ます。ですので、「学校の教材を使って学校の進度で進みたい」というご要望にお応えする事も可能ですし、躓いている箇所まで遡って復習する事も出来ます。無理なく、無駄なく勉強できる、という点で優れた指導形態だと思います。個別指導塾で気をつけたい事としては、講師が隣で説明してくれて、分からない箇所をその場で聞く事が出来る、という事で生徒が「分かったつもり」になりがちな事です。「先生に説明してもらって分かった」と安心した結果、自分で紙と鉛筆を使って復習するという作業を省いてしまったら、説明を受けて分かった事も得点力にはなりません。「習った記憶はあるけれどテストで解けない」という事が発生します。個別指導塾に通って効果が上がらないのはこういう場合です。個別指導塾に通う場合は「塾で習った事はかならずその日のうちに家で紙と鉛筆を使って自分で解けるようになるまで復習する」という習慣をつけてください。
あと1点は、個別指導塾は原則として生徒のペースに合わせて授業をしますので、生徒にあまり無理をさせない、という事があります。自分で目標を定めて自分で勉強のペース管理が出来る場合は問題ないのですが、特にトップ校を目指す場合、一定無理をして勉強する必要が出てきます。集団指導塾なら教材、カリキュラムが決まっていますので、少々しんどくてもついていかなければならない、友人との切磋琢磨もある、テストも多く次々テスト結果が出てくる、という事で無理してでも勉強する、というシステムが出来ていますが、個別指導塾ではそのような事がありません。「個別指導塾に通って定期テストで満点がとりたい」というようなしっかりとした目的意識を持つ事と習ってきた事を確実に復習するという事が出来れば個別指導塾は大きな効果が上がるでしょう。
次回は、お子様のタイプによる塾選びについてお話します。
<お知らせ>
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2012年5月8日(火)スタート
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(京進これから研究所とは?)
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