中学入試・面接のコツ
前回は「2014年関西地区中学入試について 第3回」として
「志望校の過去問題をいかに得点力に結びつけるか?」についてお話しました。
今回は、「志望校の過去問題をいかに得点力に結びつけるか?」について
もう少し具体的にお話したいと思います。
過去問題を得点力に結びつけるには、反復による知識の定着が重要です。
暗記箇所は赤本を携帯して繰り返し覚えれば良いのですが、特に工夫が必要なのは「算数」と
「理科の計算問題・水溶液の実験問題・電流回路・地層など、解き方のパターンを覚えなければならない問題」になります。
算数や理科の計算問題等を反復して知識を定着し、得点力に結びつけるには、
下記①②の方法が一般的です。
①弱点ノートを作る。
第1志望中学過去問5年分で、分からなかった問題・間違えた問題をコピーしてノートに貼る。
その下に解き方と答えを書いておく。
「弱点ノート算数」「弱点ノート理科」として常に持ち歩き、時間があれば見直す。
②赤本を常に携帯する。
第1志望中学過去問5年分で、分からなかった問題・間違えた問題にチェックをつけておき、
チェックのある問題の解き方を常に見直す。
特に算数・理科が苦手な場合は、①が良いでしょう。
ノート作りが手間な場合は、入試まで間が無いという事もあり、
コピー・ノート貼りはお母様やお父様が手伝ってあげても良いと思います。
解き方と解答はお子様に書かせましょう。書く事で定着度が高まります。
また、自分の字は見直し易いというメリットがあります。
その際、小さくて乱雑な字は後で見直す気になりません。
少し大きめに丁寧に書くように気をつけさせてください。
この弱点ノートは第1志望中学入試の前日の復習にも使えます。
算数・理科が得意で「分からなかった問題もすぐに理解できて解けるようになる」場合は
②でも良いでしょう。
なお、理科で間違いが多かった分野については、「苦手単元一覧表」を作ってみましょう。
理科のように、単元どうしの関連性があまりない科目は、復習や弱点攻略の作戦が立てやすいのです。
過去問題5年分を行った時点で、間違った問題がどの単元か?をまとめることで、
自分の弱点一覧を作ることができます。
その弱点をもとに集中して、類似問題に取組むことで効率的に教科学力の底上げができます。
第1志望中学の過去5年くらいは2週間くらいでやりあげ、その後は弱点ノート・赤本を
繰り返し見直しながら同時に、併願中学の過去問題に積極的にチャレンジしましょう。
第1志望中学の過去問題を核としながら、入試に対する得点力が増大していくと思います。
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