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前回は、「中3生、直前期の過ごし方」という内容でお話しました。今回は、「受験直前期、お子さまへの接し方」についてお話したいと思います。
入試当日の朝、塾の講師は「入試激励」に行くのですが、入試会場にまるでピクニックにでも来たような様子で、激励の塾講師に明るく話しかけて来て、友人達とも明るく話している生徒は、非常に合格率が高いようです。逆に、入試当日の朝、青い顔をして、下を向いて塾の講師がいる事にすら気づかない生徒もいます。このような生徒は危険です。普段の実力を出し切れない事が多いからです。
つまり、これから入試までのお子さまへの接し方としては、いかにお子さまを「気持ちよく入試に送り出す事が出来るか」がポイントになります。
1.お母様、お父様が動揺しない。
もちろん、お母様、お父様もご不安はあると思います。「せっかくここまで努力してきたのだから、何としても合格させてやりたい」という思いが強くなって、焦りを覚える事もあると思います。でも、不安や焦りは、お子さまの前では封印して頂きたいと思います。お母様、お父様が不安や焦りを見せると、お子様は非常に動揺し、余計に不安になり、焦ります。不安や焦りは得点力には結びつきません。受験生の中には、合格できる実力を持ちながら、「試験場で緊張と不安で鉛筆を持つ手が震えてまともに試験が出来なかった」という理由で失敗した方もいらっしゃいます。お母様、お父様は、お子さまが動揺しないよう、大きく構えてあげて頂きたいと思います。
2.お子様には自信を持たせてください。
「あなたは今まで、こんなに努力してきたよね。だから絶対に大丈夫」と、自信を持たせるような話をしてあげてください。自信を持ってテストに向かうほうが、得点力は上がります。「ダメだったらどうするの?」などという、不安を掻き立てるような言葉はタブーです。お子様には「頑張れ」より「大丈夫」という言葉をかけてあげていただきたいと思います。
3.無理を言わない。
あるお母様からこんなご相談を受けた事があります。「子どもには、あと少しなのだから、力の限り、精一杯、睡眠時間を削ってでも勉強しなさいと励ましています。子どもも毎日、夜遅くまで、睡眠時間は4時間くらいに削って頑張っています。それなのに受験が迫ってくるほど、子どもの成績が下がってきました。しかも子どもは日々、やつれていきます。どうすれば良いでしょう?」この事例の一番の問題点は、睡眠時間の不足でしょう。慢性的な睡眠不足は、確実に得点力を奪います。睡眠と栄養はしっかりとらせてあげるようにして頂きたいと思います。
4.体調管理
風邪、インフルエンザには十分な注意が必要でしょう。受験生本人が注意する事はもちろん重要ですが、家族から受験生に風邪やインフルエンザをうつす事が無いように、ご家族全員で手洗い、うがいを励行していただきたいと思います。
次回は、12月27日(木)に、「新年度から塾に通おうと思っている方に」という内容でお話したいと思います。
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2012年5月8日(火)スタート
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