中学受験 志望校の過去問の使い方
前回は、「中1・中2生、冬休みの過ごし方」という内容でお話しました。今回は、「中学入試の面接での注意点」についてお話したいと思います。
面接を実施する中学を受験なさる方の中に、面接を非常に心配される保護者の方がいらっしゃいます。保護者の方が心配なさると、お子さまも面接で緊張してしまう傾向があります。
入試の合否はまずは学力で決まります。面接に対して過敏になる必要はありません。お子様に対しては、「面接では礼儀正しく、はきはきと受け答えする」「分からない事は正直に、分かりません、と答える」この2点をしっかり押さえていただければと思います。また、よくある質問に関しては事前に返答を考えておかれても良いかと思います。
1.お子様に対してよくある質問
・受験番号・氏名・出身小学校
・志望動機
・小学校でがんばった事
・小学校生活で楽しかったこと、嬉しかった事
・中学校でがんばりたい事
・中学校でどんなクラブに入りたいか?
・自分の長所と短所
・尊敬している人
・これまでに受けた学校はどこか?
など
2.保護者(同伴)面接でのよくある質問項目
・志望理由
・子育ての中で大切にしておられる事
・お子様の性格・長所・短所
・お子様の将来について、どのような希望をお持ちですか?
など
次のような質問については、保護者の返答とお子さまの返答の整合性がとれるようにしておかれると良いでしょう。
・お子様のご家庭での役割はどんな事ですか?
・お子さまはご家庭でどのようなお手伝いをしておられますか?
最後に、ご家庭でお母様、お父様がお子さまに面接練習をされた時、お子さまが慌てて返答してしまったりして、どうもうまくいかない時に、よく使うテクニックをお話します。
面接の質問に返答する前にお子さまに、明るく「はい」と言うよう、アドバイスしてみてください。
例えば、
「志望動機を言ってください」に対していきなり答えようとするのではなく「はい、志望動機は○○です」というように、「はい」という言葉で一呼吸、間をおくのです。そうする事で、お子さまにも一瞬の余裕が生まれますし、面接官に対して非常にしっかりした印象を与える事が出来ると思います。一度、試してみて下さい。
次回は、12月12日(水)に「中3生、直前期の過ごし方」についてお話したいと思います。
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