中1生 通塾で効果を上げるには?
前回は、「中1生が9月~12月に気をつけておきたい事」というテーマでお話しましたが、今回は「中1生 成績が下がったらすぐに塾を変わるべきか?」についてお話しようと思います。
前回、中1の9月以降、成績が下がってしまう事がある、とお話しました。
それでは、成績が下がったら、すぐに塾を変わるべきでしょうか。
塾を変わるには、リスクが伴います。環境が変わりますし、集合塾の場合は塾によってカリキュラムが違いますので、「前の塾では習ってない所がすでに終わっていた」とか「前の塾で習ったところを勉強している」という事になる可能性があります。ですので、原則的には年度末まで今の塾で様子を見て、成績アップが出来ない場合や塾からフォローが無い場合は転塾を考える事が一般的です。
しかし、成績が下がった上に、お子様が、「今の塾に通うのが嫌」とおっしゃる場合は、早めに転塾する方が良い場合があります。
お子様が嫌がる理由が、「塾の授業が騒がしい」「塾の先生の説明がさっぱり分からない」「塾の先生が嫌」「塾の友達とうまく行かない」などの場合は、塾の担当者に相談していただきたいと思います。その上で改善策が提示されない場合は、早期の転塾を検討されても良いと思います。子どもは誇張して話す場合があり、全てお子さまのおっしゃる通りとは限らないのですが、通塾している本人が嫌がっている塾に無理やり通い続けても、あまり効果は期待できないからです。
ただし、塾を嫌がる具体的な理由がなく、成績が下がったことを全て塾のせいにしておられる様子なら、転塾は少し待っていただく方が良いでしょう。塾に通ったからと言って、それだけで成績が上がるわけではありません。成績アップのためには、テストに備えて自分でしっかり集中して勉強する事が必要だからです。「成績が上がらないのは全て塾のせいだ」という理由で転塾すると、今後、何度も転塾を繰り返すことにもなりかねません。「塾に通っても、自分でしっかり勉強しないと、成績は上がらないよ」とアドバイスしてあげてほしいと思います。
最後に、転塾を考えるときは、近隣の塾をいくつか回って、次に通う塾を決めてから現在、通っている塾を辞めるほうが良いでしょう。近隣の塾を回るときは、お子さまの現在の成績や学習面での悩み、塾に期待したい事などを話して、塾の担当者の話を聞き、納得してから転塾するようにしてください。
次回は、中1の後半で苦手にする生徒が多い単元の具体的な勉強方法について19日(水)にお話したいと思います。
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