忘却を防ぐには
前回のコラムで「上手な質問の仕方」という内容でお話しましたが、今回は、「宿題をする時の注意点」という内容でお話したいと思います。
【宿題をするときの注意点~宿題には2種類ある?】
宿題には、授業で習った事を覚えるための訓練にあたる宿題と、授業内容より少し難しめの宿題があります。
授業で習った事の訓練とは、例えば「次回、小テストするので、今日習った英単語10個、何度も書いて覚えてきなさい」というような主に暗記系の宿題です。こういう宿題については、塾の先生は「この時期にこれだけの事をおぼえて欲しい」と判断して出している宿題ですから、しっかり覚えていきましょう。
授業内容より少し難しめの宿題とは、例えば数学などで、授業で解説したものより少し難しめの問題です。特に進学塾では生徒のレベルアップを目指して、少し難しめの宿題を出す場合があります。「授業で習った問題となんだか少し違うぞ、授業で習った通りのやり方が出来ないぞ」と感じる場合です。
【宿題は整理する?】
このような宿題については、長時間悩むより、問題番号にチェックをつけて、出来れば、問題の条件を整理して、何が問われているのかが分かるように書き出しておいて、授業を受ければ効果的です。
大切な事は、宿題をする時は、分からない問題で1時間も2時間も悩まない。その代わり、分からない問題は次の授業で確実に理解する、という事です。
効率的に得点力をアップしてほしいと思います。
<お知らせ>
さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設いたします。
「京進 これから研究所内 江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
5月8日(火)スタート
祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。
(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かが提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究するなかで、生徒さんや保護者の方々からのご相談やご意見をいただければと考えております。
次回は、4月20日(金)に、「予習は必要?」という内容でお話したいと思います。