新中1生の皆さんへ、「タイプ別 上手な塾利用法」
前回のコラムで「上手に塾を利用してください」と申し上げましたが、今回から3回にわたって、上手な塾の利用法についてお話しようと思います。
第1回
上手な塾選び
塾に通う理由は様々だと思います。
学校の勉強に遅れないようにしたいから。苦手科目を克服したいから。
よりハイレベルな入試を目指したいから。得意科目を更に伸ばしたいから。
などなど・・・
あるいは、はっきりした目標はないけど、塾に通わないと何となく不安だし。友人もみんなどこかの塾に通っているし・・・
しかし、塾はあちこちにたくさんあって、どこか良いのかわからない・・・
1.地域の評判を調べよう
「多くの友人が、いいよ、と言う」「地域の評判が良い」
このような条件が揃った塾は指導内容がしっかりしている場合が多いですし、はっきりした目標がなく塾に通い始めた場合も、塾側から志望校を決めるための情報を提供してくれたり、モチベーションアップのためにお子様と面談したり、目標設定のプロセスなどを指導する場合も見受けられます。そのような働きかけによって、「こんな学校に行きたい」「次のテストで○点、上げたい」などの目標がはっきりしてくる場合があります。上手に利用すれば、効果が上がる場合が多いと思います。
2.塾の先生と話そう
塾を探す時は、入塾前に出来るだけ塾の先生と話をされることをお勧めします。
塾に電話していただいて、「入塾を考えているので、話を聞きたい」とおっしゃっていただいて、面談の日時を決めていただければと思います。
面談の時に、担当者に塾に通う理由を話してみましょう。
たとえば、「学校の勉強に遅れないようにしたいから、お宅の塾に通いたい」と話していただければ、しっかりした塾の先生なら、お子様の現在の成績状況や、得意科目・苦手科目、将来の志望校などを聞いて、それに対する塾としての取り組みをしっかり説明してくれるはずです。
逆に申せば、塾に通う理由を話しても、担当者があまり関心をもたず、お子様の状況も聞かず、コースの説明や商品の説明をいきなり切り出すような塾なら要注意でしょう。
3.体験授業を受けよう
塾によっては、無料体験授業を実施している場合があります。無料体験授業を実施している場合は、積極的に受けてみることをお勧めします。
お子様に体験授業の感想を聞くことで、講師や授業の様子が分かります。
また、授業が終了して教室から出てくる、他の通っている生徒達の様子も分かります。
授業を終了した生徒達の雰囲気が明るく楽しそうで、塾の先生と生徒のコミュニケーションがしっかり取れているようなら、かなり安心できると思います。
次回は、集合塾に通う場合の、上手な塾利用法についてお話します。
3月30日(金)にアップする予定です。