中学受験にむけて、直前期に気をつけておきたい事 第2回 受験直前期・模試の活用法
前回のコラムでお約束しましたとおり、今回は、中学入試本番直前ポイント その2「気をつけてほしい、受験直前期間の過ごし方」をお話したいと思います。
ちょっとした事ですが、ポイントは本人だけでなく、家族全員にご協力をお願いしたいという事です。
1.健康管理について
1月~2月は厳しい寒さが続きます。体調管理が難しい時期です。特にインフルエンザや風邪などに対して、十分な対策をお願いしたいと思います。
①手洗い、うがいは家族全員で
受験生だけでなく、特に人ごみのなかにお出かけになる事が多い、お父様、お母様はご注意ください。また、学校へ通われている兄弟姉妹も外部からインフルエンザや風邪を持ち込む場合がありますので、注意して頂きたいと思います。
室内の温度、湿度の管理もよろしくお願いいします。
②十分な睡眠時間の確保を
入試が近づくと、どうしても無理をしがちです。しかし、睡眠時間を削って体調を崩しては大変です。お子様の睡眠時間は十分、確保してあげて欲しいと思います。
それと、お子様には徐々に朝方の生活パターンに慣れて頂きたいと思います。
年が明けたら、入試本番の起床時間に合わせて起床する習慣をつけていただくのが良いでしょう。
出来ればこの直前期は、お子様だけでなく、家族の生活パターンを朝方にシフトしていただければ、お子様の安心感は増すと思います。
2.交通手段の確認は念入りに
気象事情などによる電車の遅延など、当日の交通は気になる所かと思います。万一に備えての代替ルートも確認しておきたいところです。
また、平日と土日は特に朝の時間帯のダイヤが大きく異なります。注意していただければと思います。
3.明るい雰囲気作りを
入試が迫ってきたからと言って、焦って特別な事をやり始める必要はありません。
焦りは学習効率を下げ、ミスを増やします。
規則正しい生活リズムを守り、時には家族と無駄話もして、明るい気持で過ごす事が良い結果を生みやすいようです。
入試当日、お子様が、まるでピクニックにでも行くような、そんな気持ちで試験場に向かう事ができるように、努めて明るく、前向きな話題を提供してあげて頂きたいと思います。
次回は、
第3回「是非とも知っておきたい、入試前日・当日・面接試験の臨み方」
をお伝えする予定です。