「塾ジイの日記」32 ―諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく―
本日は、2011年度の私立中学入試について、簡単にお話したいと思います。
各私立中学の入試要項も出揃ってきて、
どのように受験日程を組んでいくか検討しておられるのではないでしょうか。
2006年度入試から、関西私学の入試解禁日が統一されており、
2011年は1月15日が解禁日になります。
多くの私立中学の受験日がそこに集中する事になります。
そのため、第一志望の前に「ためし受験」をする事が難しくなっており、
最初の入試が第一志望校という場合も生じます。
もちろんお子様のタイプにもよりますが、
初めての受験ではその雰囲気に緊張して普段の実力をだしきれない場合があります。
それを避ける方法として、他府県の中学入試を利用する方法があります。
関西私学ではありませんが、関西私学の入試解禁日より前に大阪などで会場を借りて入試を行う中学もあります。
そういう機会を利用して、受験の雰囲気に慣れておくことも一法かと思います。
但し、「試し受験」はその成否によっては逆効果になるリスクもあります。
いくら受験に慣れるための練習とはいえ、お子様にとって合否が気にならないはずがありません。
そういう意味では、試し受験としてどの学校を受けるのかも含めて、お通いの塾と十分相談された上で決められることをお薦めします。
京都の中学入試については、1月15日に始まり、1月21日の洛星後期、
1月22日の京都学園C日程、京都光華C日程・華頂女子C日程に至るまで、
連日、入試が続きます。
2010年度の入試を振り返りますと、洛星後期の合格倍率が3.92倍など、
人気の高い中学につきましては、合格倍率は衰えを知らない様子でした。
どのような日程で受験するのか、まずはお通いの塾とご相談ください。
お子様のタイプによっては、入試を続けながら得点力がアップしていく場合もあります。
お子様の体力も加味しながら受験予定をたてて、
平素から培った実力をだしきっていただきたいと思います。