心音調律的な社会生活④

風間裕継

風間裕継

心音調律社会
煩悩の自律とは何か|抑えず、流されず、心音に調うという在り方

これまで、

外的規範だけでは円満にならないこと
その基調として心音律があること

をお話ししてきました。

今回は、その心音律の中核にある
「煩悩の自律」について、掘り下げていきます。

「煩悩」という言葉には、一般的にあまり良い印象がありません。

欲望や怒り、迷いといった、
抑えるべきもの、克服すべきものとして扱われることが多いでしょう。

しかし、ここでいう煩悩はそれにとどまりません。

軽症の躁鬱のような気分の揺れ
神経症的な不安や緊張
衝動や葛藤、言葉にならない違和感

といった、人間の内面に自然に生じるあらゆる揺らぎを含んでいます。

これらは、本来、なくすべきものではなく、
生きていることそのものに伴う現象です。

では、それらとどのように向き合えばよいのでしょうか。

一般的には、

抑え込む
コントロールする
ポジティブに変換する

といった方法がとられます。

しかし、これらはいずれも「操作」に近い働きであり、
一時的に整ったように見えても、どこかに無理が残ることがあります。

そこで、心音律における在り方は異なります。

それは、

抑えず、流されず、心音に立ち返ることによって調っていくというものです。

心音に意識を向けるとき、
私たちは一度、思考や感情の渦から離れ、
より根底にあるリズムに触れます。

そのとき、

強すぎた感情は、自然に強度を失い
まとまらなかった思考は、静かに収まり
不安や緊張は、少しずつほどけていきます

これは「抑えた」のでも「変えた」のでもなく、
調った状態です。

ここに、煩悩の自律の特徴があります。

つまり、

抑圧でもない
放縦でもない
調律である


ということです。

煩悩は敵ではなく、
ただ調律されていない状態の現れとも言えます。

そして、その調律の基準となるのが、心音です。

心音という変わらぬリズムに触れることで、
揺らぎは揺らぎのままに、次第に調っていく。

この在り方こそが、
煩悩の自律です。

この自律があるとき、人は無理なく整い、
結果として周囲との関係も自然に調和していきます。

次回は、この心音律が
社会や人間関係にどのように働くのかについて、お話ししていきます。

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風間裕継
専門家

風間裕継(「響きの経営」パーソナル・ナビゲーター)

「響きの経営」京都研究座会

トップ専属の「Resonant(響き合い)ブランド構築」に資するナビを提供し、ブルーオーシャンを拓きます。さらに、これ迄の経営参謀的な経験を活かしてResonantな「社長人生相談」にも応じています。

風間裕継プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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