不安と怒りの正体

―― 心臓の音が教えてくれたこと
ハート・サウンド・リスニング(心音聴覚)を、
日々の習慣として続けて三年になります。
その間に、さまざまな気づきがありましたが、
とりわけ強く心に残っているインスピレーションがあります。
それは、
「ビッグバンは“爆発”ではなく、ある種の“響き”だったのではないか」
という感覚でした。
そしてその響きは、時空を超えて、
私たち一人ひとりの心臓の響きと、どこかで連なっている——
そんな実感を伴って立ち現れてきたのです。
この原体験から、
「森羅万象は響いている」という一行の句が生まれました。
人の身体に目を向ければ、
内臓同士が微細に影響し合い、
細胞・分子・原子までもが、関係性の中で振る舞っています。
社会に目を向ければ、
人と人、人とモノ、人と組織は、
常に“響き合い”の網の目の中で動いています。
自然に目を向ければ、
山・川・海・空が、
空気や水を循環させながら、全体として調和を保っています。
こうした「世界は響き合いで成り立っている」という捉え方が、
日々の生活感覚を静かに、しかし確実に変えていきました。
暮らしの質(QOL)が、
派手さではなく、生き生きとした落ち着きを伴って整っていく。
そんな変化を、自身の身体と心で実感するようになったのです。
同時に、
「Resonant(響きあい)」という視点が、
人類の諸文明の底流を静かに貫いてきたことにも、
腑に落ちる感覚を得ました。
この実感を、
自分ひとりの内側に留めておくのは、少しもったいない——
そう感じるようになり、私は経営顧問という生業の中に、
Resonantの視点を織り込み始めました。
競争ではなく、響き合いによって拓かれる
ブルーオーシャンのナビゲーションです。
また、Resonantに関する思索を、
著述というかたちでそっと社会に置いてみようと、
Amazonでの出版も始めました。
さらに、
乗り物、衣服、カバン、スポーツ用品など、
「Resonant」という言葉にふさわしい新たな事業領域が、
育っていく可能性にも、静かな期待を抱いています。
大げさに聞こえるかもしれませんが、
「Resonant」という一語が触媒となり、
政治・経済・文化が、もう少し調和的にひらかれていく
——そんな未来を、どこかで願っている自分がいます。
今日もまた、
自ら響き、誰かと響き合いながら、
この生活を営んでいます。



